表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たんぽぽ的哲学  作者: 出入弦杜
初等講座
5/21

『老子』

「一番前の席に座っているチャーミングなお嬢さん」


「はい」


 女子留学生レイプール=カザンはニコっと微笑む。


「”真言は美ならず、美言は真ならず”という言葉があります」


「セクハラです」


「申し訳ありません。訂正いたします。

 しかし、そういった事実も多いということを、心の片隅に留めておいた方が宜しいでしょう。

 

 ”振り込め詐欺”、”還付金詐欺”、”結婚詐欺”、”投資詐欺”、”マルチ商法”


 その全てに、甘い言葉が含まれています。甘い部分が多いからこそ、人は心惹かれてしまう。もちろん、ただの真である美言もありますが、それと同じくらい、いやむしろ毒がある美言の方が多いでしょう。


 逆に考えてみます。


 言われてムカッとする言葉、つまらない言葉にも真がある場合があります。もちろん、ただの悪口ということもありますが、そこに思いも寄らず真実が含まれていることが多々あります。


 結局、重要なのは、相手の言葉に振り回されずに、真実を見抜く力を持つことですね。



 ……全く手が入らない。手の内が字牌ばかりだよ。という愚痴を信じて、国士無双に振り込む気持ちが君達に分かりますか!?」


「何の話ですか!?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ