表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たんぽぽ的哲学  作者: 出入弦杜
初等講座
3/21

『ゴットフリート=ライプニッツ』

「予定調和という言葉があります。


 全てのものは、予め神に運命を定められており、その定められたレールの通りに進み続ける。


 個と個の間には一見関係性があるように見えても、実際は何ら関係性や繋がりがなく、ただ、そう見えるように神が運命の初期値を設定しただけのこと。


 例えば、目覚まし時計を二個、同じ時間にセットした場合、あたかも片方の時計が鳴り出したことに影響を受けたかのように、もう一つの時計も鳴り出しますが、実際にはその二個の目覚まし時計の鳴動には何の関連性もないのと同じことです。


 これが予定調和と言われるものですね。


 一見、荒唐無稽な説に思えますが、否定する要素が何もないことも事実です。


 神が運命を定める。


 私が何を言いたいか分かりますか?」



「先生がお小遣いを使い切ってしまったのは、先生の意思に関係なく、運命であるということですか?」


 女子留学生レイプール=カザンは真実に一歩近づいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ