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『ガイウス=ユリウス=カエサル』
「共和政ローマ期の政治家であり軍人であるカエサルは以下のように述べています。
『元老院議員諸君、
諸君に限らず、すべての人間にとっても、
疑わしいことに決定を迫られた際、
憎悪や友情や怒りや慈悲は
ひとまず忘れて対するのが
正当な対し方であると思う。
ヴェールに覆われている真実を見極めるのは、
容易なことではない』
と。いかにも政治家らしい言葉ですね。
小さな集合体の場合、感情によって物事を判断する目が曇るということがあります。
初期の段階ではまだしも、いずれは意見が対立するという一事だけをもって、人の命が失われるような事態になりかねません。
つまり、国という大きな集合体の運営に当たって、決定とは、個人的な感情を排して真実を見極め、法に基づいて、執行していかなければならないということです。
ここで注意すべきなのは、映画や、小説の主人公ですね。彼らは法よりも、友情や怒りを優先することがあります。
それは主人公らの個々の立場からすれば正しいことなのでしょうが、万人にとって正しいこととは限りません。
むしろ、皆がそんな行動をすれば、国は容易く衰退します。
もし、重要な判断を下さなければならない立場になった時、感情で決断を下しそうになった時には、カエサルの雄姿を思い出してみるのも一つでしょう」




