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たんぽぽ的哲学  作者: 出入弦杜
初等講座
11/23

『ソクラテス』

「ソクラテスのお嫁さんは気性が激しかった人だったと言われています。


 夫であるソクラテスに向かって怒鳴る、けなす、水をかけるなど日常茶飯事だったようです。


 一種のドメスティックバイオレンスですね。


 しかし、ソクラテスはそれを反面教師とするかのように、世の中のことを悟っていったわけです。


彼の有名な言葉に

  『なにはともあれ、結婚しなさい。

   良い妻をもらえば、幸福になれる。

   悪い妻をもらえば、賢くなれる』

というものがあります。


 ソクラテスは哲学者で賢く有名な弟子も多くいました。

 一方、妻のクサンティッペはドメスティックバイオレンスが日常的なので、間違いなく悪妻です。


 そのように思いませんか? 男性諸君」


『そう思います』


「しかしながら、良く調べてみると、当時ソクラテスは職についていませんでした。

 政治家や詩人等の人を訪ねては論戦で言い負かして、恨みを買っていたとも言われています。


 妻のクサンティッペが、一生懸命に三人の子育てをしている中、働きもせずに一日中ぷらぷらとしている。プータローより性質が悪い夫ということになります。


 妻として、それを怒ることは当然だと思いませんか? 女性諸君」


『そう思います』


「得られている情報によって、見解は大きく異なるということですね。


 では、想像してみてください。

 ここにしっかりと働いている男性がいます。

 弟子はいませんが、生徒は大勢います。

 特別、人の恨みも買っていません。

 子育ても一生懸命しています。


 しかし、たまたま、もらったお小遣いを3日で使い切ってしまったので、軽く補充を頼んだだけというのに激怒されました。不条理だと思いませんか?」


男子学生と女子学生『まったく思いません』

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