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メダカ日記…始めました。

こんばんは、嘘月です。最近メダカを飼い始めました。

…それではどうぞ。

「では、青が一匹と黒が一匹でよろしいですね?」

  俺はその質問に頷く。

「はい、その二匹でお願いします。」

  そこからの対応は早かった、店員さんが網でさっそうと二匹をすくい、それを透明な袋に入れる。

  二匹の値段は七十円、それと並行して買った水槽と水草を合わせても、全部で千五百円程度だ。

  俺は会計を済ませ足早に家へと向かった、その道中、メダカの入った透明な袋が揺れて、チャプチャプと跳ねていたのを今でも覚えている。

 

  ―――それが(あおい)と、黒美(くろみ)との出会いだった。


  一年後…

  あの二匹のメダカを飼い始めてから、一回目の夏がやって来た。サンサンと降り注ぐ日射、うなだれる人とは逆にのびのび育つ雑草、聞き慣れすぎてむしろBGM化とした蝉の声。

  …と、ここまでは普通の夏だ。きっとどっかの小説家がこんなふうに夏を書いているのだろう。

  しかし俺、白鳥勇人(しらとり ゆうと)は、そんなにハッピーではない。そうだな今の状況を表現するなら…

  なだれ込む人の川、目まぐるしい量の本、天井にできた白い雲。その会場には、汗と一つのものに対する情熱が染み込んでいる。

  首に巻いたタオルで汗を拭き取りながら、日本最大級の同人誌即売会、通称『コミケ』に来ていた。

「うわ、すごい人だな。」

  人生で二度経験したことのあるコミケだが、毎回ここに来る度に息を呑む。

  コミケは三日間、東京ビッグサイトで開催され、参加者は合計、約五十三万人を超えるビッグイベントだ。開催日は大体八月の第二週目当たりで、日本全国からこの一箇所に人が集まる。

  そこで売られている同人誌には色々な種類があり、まぁ簡単に言ってしまえば、マンガの二次創作や18禁のエッチな奴だ。その他にも自作ゲームや、企業ブースにはあの有名なKADOKAWAなども出ている。

  腕時計に目を落とすと時刻は既に十二時を回っていた。

  本当はもっと早い時間に来て、十時半に入りたかったのだが、生憎、長時間列に並ぶ事が嫌いな俺は、あえてこの時間を狙ったのだ。

  しかし昼時は、コミケで一番人が多いピークの時間帯であり、この時点で壁サーやシャッター前は諦めた方がいい。

「さて、買うもん買って帰りますか。」

  覚悟を決めていざ会場の中へ。



「あぁ、づがれた(疲れた)」

  両手の手提げ袋には、夢と希望(18禁とエロ)が詰まった大量の同人誌が入っていた。

  しかしそれを持って歩くというのは、まるで爆弾を抱えて歩くような気分になる。

「早く帰ろ。」重い手提げ袋を振り子の原理で軽く振り、それを動力に前へ足を進めた。

  明日は久しぶりに仕事が休みなんだ、ゆっくり今日の戦利品を読むとしよう。

  だから今日は、ぐっすり寝るんだ。

  その時だった、その角を曲がれば家という所を曲がった時、俺はあることに気がついた。

「あれ?なんで電気ついてんだ。」

  しかも二階の電気だ…間違いなく消して行ったはずなのに。

  理由を試行錯誤するも、考えられることなんて正直空き巣ぐらいしかない。

  しかし、この疲れきった状況では空き巣に対する危機感よりも、面倒臭いという考えにたどり着く方が断然早かった。

「なんだよこんな時に。」

  はぁ、と大きくため息をつくと、玄関の前に手提げ袋を置き、そーと中へ入った。

  すると二階からドシドシドシと大きな音が聞こえ、ほぼ空き巣が確定となる。

「てか、足音多いな、まさか二人いんの?」

  うーわ、最悪じゃん。

  とりあえず、一階の工具箱からバールのようなものを取り出して二階へ向かう。その間にも足音…なのかどうかは分からないが物音が途絶えることがない。

「空き巣のクセして荒れてんなー、ホント。」

  捕まえたら掃除させてやる。

  そしてドアの前に立って、息を整えた。最悪の場合これから戦闘になる、極力殺し合いにはしたくないが、本当にその時が来たらやるしかない。

  そうだ、覚悟を決めろ。

  ドアノブに手をかける。

  そしてふと、思った。警察に通報した方が早くね?

  …

  ま、いいや。

  ガチャッと音がしてドアが開かれる。次の瞬間、俺はその光景に目を疑った。

「もー!いつも私のことイジメて!今日こそは許さないからね!」

「アハハハ、やれるもんならやってみなよ。ほら動かないであげるからさ!」

  その言葉に、青みがかった白ワンピースの少女は、くぅぅー!と顔を真っ赤にする。

  対する黒ワンピースの少女は、肩までの綺麗な白髪(はくはつ)を撫でながら、涼し気な顔をしていた。

  ちなみに蚊帳の外の俺はと言うと、一旦状況を整理するためにドアを閉める。

「えーと、一応夢じゃないよな。」ほっぺをつねる、痛い、よし、夢じゃない。

  さて、これが現実だと言うことが判明したところで状況を確認しよう。見ず知らずの黒髪ロングの美少女と、褐色肌の白髪美人が何故か俺の部屋で殴りあってる。

  …。

  なにそれ怖い。

  もう一回確認しよう。そう覚悟を決めてもう一度ドアを開け、隙間からのぞき込む。

「もー許せない!いっつも私のご飯も食べちゃうんだから!この食いしん坊!プニプニ!ダイソン!」

  俺は、黒髪の少女の口から飛び出したその単語に驚きを隠せなかった。ダイソンってなんだよダイソンって、言葉のセンスあり過ぎだろ。

「おぉー、言ってくれるねぇ、アタイはさ言葉より拳の方が得意でねぇ、まぁ、なんて言うか…覚悟しやがれ!」

  そう言って冷静な表情を崩し、白髪を乱しながら目の前の少女目掛けて飛び込んだ。

  ベッドの上で暴れ回るその様子は、まるで修学旅行の枕投げを見ているような気持ちになる。

  てか…お前ら。

「俺の部屋で暴れんなぁ!」

  ドアを乱雑に開け放ち叫んだ。

 


 

  場所は一階のリビングに移って、俺と二人はテーブルを挟んで対峙していた。

「で、お前らは誰だ。どっから来やがった。」

「来やがったって、酷いなぁご主人は。」白髪の頭を掻きながらそう言った。

  ん?今ご主人って言ったか?

「そうですよご主人様、私たちですよ。」

「いやね、だからあなた達は誰?あと、ご主人様ってなに?」

  すると目の前の二人は顔を合わせ、ため息を吐く。

  おい何だこの野郎、と言おうとしたその時、先に口を開いたのは白髪美人だった。

「分かったよご主人、言うよ。」

  少し間を開けて、

「私達は、ご主人様に買われた、メダカです。」

  …

「は?」

「で、ですから、私が青メダカで…」

「アタイが黒メダカってわけ、アンダースタン?」

  なるほど、分からん。

「そんな説明で理解できるほどハッピーじゃねえよ。なんなら証拠見せろ証拠。」

  証拠、と固まる黒髪と白髪…いや青メダカ?と黒メダカ?を、偽る少女は再び顔を合わせ、しばらく顎に手を当てて固まっていた。

  ほらな、証拠なんてないだろ。てか、最初からこんな非現実的な事があってたまるかってんだよ。

  ふぅー、と一息ついて俺は口を開く。

「証拠がないんなら信用は出来ないな。さぁ、出てけ。」

  こんな美少女を家から追い出すのは正直心苦しいが仕方ない、さすがに見ず知らずの他人を家に置いておくことは出来ないのだ。

「うぅ…そんなぁ。」

  と、今にも泣き出しそうな様子の黒髪少女を見て、「そういうの得意(ガラ)じゃないんだよねー、」と白髪の少女が小さくつぶやく。そして嫌な笑みを浮かべ、

「ねぇご主人、アタイね、全部知ってるよ。」

「知ってるって何をだ?」

「それはねー、色んな事だよご主人。」

  と更に不気味に口角を上げ、続ける。

「例えば、好きな歌とか、趣味とか、あとー週三回でオ…」

  申し訳ございませんでした!と、その場で土下座を決める。それを見て、がグイグイ食ってかかって来た。

「ねぇ、もっといっぱいあるけど聞く?趣味の話とか、あとあれだよね今日はコミケだよね?ねぇ、どーゆー本買ってきたの?アタイ見たいなー。」

「あぁー!もー!恥ずかしいからやめてくれ。」

  こいつ、メダカのクセして煽ってきやがる。

  相当俺が哀れに見えたのか、話の途中でくすくすと笑いを堪えているのが分かった。

  そのタイミングで俺を庇ってくれたのは青い方だ。しかし…

「ね、ねぇ、もう辞めなよ、ご主人様が…かわ、かわ…」

「クッソお前もか!てか笑うな!」

  それをきっかけに、せきを切ったように笑い出した二人、そしてその日から俺たち三人の生活が始まった。



 ―― 次の日

 

  最悪だ、本当に最悪だ…あぁ、俺の休日が溶けていく。

「ご主人様ぁ、これはどうやって使うのですか?」

  物珍しそうに、テレビのリモコンを観察する青メダカが俺に質問してきた。

「あ?あー、それはな、こうやって使うんだよ。」

  と、リモコンの電源ボタンをテレビに向かって押す。もちろん、あたりまえのようにテレビがついた。 俺にとっては何の変哲もない現象なのだが、やはり魚からしたら新鮮なのだろうか、ほぇーと間抜けな声を出しながらテレビに張り付く。

「おい、目悪くなるから離れて見ろ、あとチャンネルはここで回すんだぞ。」

「はい、分かりました。ありがとうございますご主人様。」

  ニコっと笑う。その瞬間、安い表現になってしまうが一瞬だけ天使のように思ってしまった。

  しかし、実際のところ二人はかなりの美人だ。あまりにも整いすぎた顔立ちは、それこそ絵に書いたように。

「ご主人、ちょっと来てくんねぇーか?」二階から黒メダカが俺を呼んだ。それに一応返事をすると階段を上る。

  なんか魚に返事をするってことに、とてつもない違和感を感じるのだが。

  それより、彼女らは本当にあのメダカなのだろうか、だって魚の癖に陸上で暮らしてるし、普通に喋ってるし、そもそもなんか人間だし。

  階段を登り切ると俺の部屋のドアが開いていた。その向こうで何かを探しているのだろうか、黒のワンピースの端っこが見えた。

「どうした?何か探してんのか?」

「おう、ご主人、それがねぇ、ちょっとお腹減っちゃってさ。」

「それなら下にご飯があるだろ。」

「いや。そうなんだけどねぇ、アタイはあの粉っぽいやつの方が食べ慣れてるから。」

  こ、コイツ、本当に黒メダカだ!

  なんか、変なところで決定的な証拠を見せられた。

「それで、探してるんだけど、どこにあるか知らないか?」

  少しの間、驚きで固まる。それはそうだ、だって今をもってほぼ間違いなくメダカであることが確定したのだから。

「お前、本当にメダカなんだな。」

「おう、だからそう言ってるだろ?ほら、分かったならさっさとアレをよこしやがれください、ご主人。」

  それは敬語なのかタメ口なのかどっちなんだよ。

「黒メダカさんよ、今のお前は人間だ。だから食生活も人間と同じようにしろ、いいな?」

「うーん、アタイ頭悪いからよく分からないけど、とにかくあの粉っぽいのなし?」

「そうだ、なしだ。」

「…一口だけでも?」

「だめだ。」

  少しの沈黙が訪れた、たぶんこの瞬間が一日ぶりに蝉の声を聞いた時かもしれない。

「分かったよ、アタイは人間、食事もちゃんと人間と同じのを食うよ。」

「よし、それが分かったなら結構…。」

  その時チラッと目に入ったのは、机の上に山積みにされている本だ。

  黒メダカもそれに気がついたようで、あーあれか、と指をさしながら、そのいきさつを説明してくれた。

「あの本さ、アタイがご飯探してる時にクローゼット開けたら出て来たんだ。それで戻すところが分からなかったからあの上に置いといたよ。」

  …

  開いた口が塞がらないの逆、閉じた口が開かない俺を煽るかのように肩をポンポンと叩く。

「いやー、ごめんねご主人、なんて言うか…いい趣味してるじゃん。」

「…ろす。」

「え?なんて?」と聞き返す黒メダカに俺は叫んだ。

「この野郎!ぶっ殺してやる!」

  そうやって目の前の少女目掛けて飛び込む。

「え、ちょっご主人!うわぁ!」

  完全に押し倒すような形になった俺は、その華奢な腕をがっちり押さえ付けて、口元を歪める。

「へっへっへ、この野郎が、そのバカでけぇおっぱい揉んでやる!」

「え?嘘、そこは、そこはダメだってご主人!」

「もう遅い!全てはさっきの自分を恨むんだな!」

  行くぞ!と二つの巨峰を触りい行こうとした瞬間、ドアの方で物音が聞こえてそっちを振り向く。

  すると青メダカが、半分顔を出してこちらをじーっと見ている。その頬はなぜか赤く染まり、ハァ…ハァ…と色気を感じる息遣いが聞こえた。

「お前、そこで何やってんの?」

「ハァ…ハァ…え?あ、私ですか?えーと、あの…」

  少し考える素振りを見せて、こう言った。

「さ、さっさとおっぱじめてくださいご主人様!」

  …

  ありがとう、お前のお陰で冷静になれたよ。

  俺は視線を下に落して黒い方と目を合わせる。

「…まぁ、次からは気をつけろよ。」

  そう言って、俺は立ち上がった。その時、背後からすごく残念そうなため息が聞こえたのは無視の方針で。

「そうだね、ご主人に襲われそうだから次から気をつけるさ。」

  と立ち上がろうとする黒メダカに手を差し出す。

  悪いねぇ、と手を握り立ち上がると、今までとはちょっと違う、まるで俺を小馬鹿にするような笑顔を見せる。

「ご主人、また今度。」

  そう耳元で囁いて下の階へ降りていった。

  静かになった部屋で深く呼吸をする。そして水槽の中を見ると本当にあの二匹がいなかった。

「これじゃ、水草とエビしか入ってねぇじゃん。」

  でもまぁ、これもありかな。

  時刻は昼の十二時、既に貴重な休暇の半分が過ぎていた。

  そろそろ飯か…

  俺も部屋を後にして一階へ。その途中、すごく残念そうな表情の青メダカを拾って。




  時刻は夜の十時半のこと。

  明日から再び仕事が始まるため、今日はゆっくりと睡眠を取りたいのに、コイツらと来たら…

「それ私がご主人様から貰ったチョコ!返してよ!」

「ねぇ、知ってるかい?お前のモノは俺の物、俺の物の俺の物ってね。」

  ハッハッハと甲高く笑う黒メダカ、それに対してくぅぅー!と唸る青メダカ。それは、つい二十四時間前にも見たような気がする。

  てか、なんだそのジャイアニズム。

「おまえら、うるさい。あとなんで俺の部屋来るんだよ。」

「え、なんでってここで寝るんじゃないんですか?」

「ふざけんな、ここは俺のプライベートルームだ。」

「ご主人、今日もやるんだね。最近回数が多いぞ。」

  …

  もう俺、コイツら嫌い。

  その話題に青い方も便乗する。

「そ、そうですよご主人様、最近…ハァ…回数が、ハァ…多い…ハァ、ハァ…」その頬は赤く上気していた。

  発情期かコイツは…

「ちょっと待て忙しいなお前、興奮するのか説得するのかどっちかにしろ。」

「それで…アタイたちはここで寝てもいいのかい?」

「もう、勝手にしろよ。」

  ガックリと項垂れる。この瞬間、恐らく世界で初めて人類が、魚に屈した瞬間だったと思う。

  思わずため息が口から零れ落ちる。

そして、時計に目を移せば時刻は十一時を、示していた。

  あぁ、あと一時間で明日だ。

  その時、青メダカから、こんな質問をされる。

「ご主人様、一つ聞いてもいいですか?」

「なんだ?」

「その…私達の名前は、あるのですか?」

  それに黒メダカが、便乗。

「そうだよ、さっきから『黒いの』とか、『しらが』とか、なんか悪口みたいじゃん。」

  そう言って二人は俺に、強い視線を浴びせる。

「名前か…そう言えば考えたこと無かったな。」

「それなら、今から付けてくれませんか?私達に。」

「今から?もうちょっと考えたいな。」

「もし、今付けるんなら、アタイたち今日は違う部屋で寝るよ。」

  よし、今付けよう。

  そして驚きの速さで名前が浮かんだ。

「それじゃあ、先に青い方な。」

「はい。」

「お前は、(あおい)だ、いいな?」

「葵ですか、なんかベタですね。」

「黙れ。」

  それに対してフフッと笑い。

「でも、素敵な名前ありがとうございます。」

  と、可愛らしい笑みを浮かべた。

「そして黒いの、お前は、黒美(くろみ)だ。」

「くろみ…いいねぇ、クールじゃん、ありがとなご主人。」

  嬉しそうな表情を向ける。

  こうしてれば二人とも、かわいい女の子のままなのに、と思ったのは内緒。

「さて、名前を付けたんだ、葵と黒美はサッサと出てけ。」

「はいよ、それじゃごゆっくり。あとちゃんと回数抑えた方がいいよ。」

  そう言って黒美の後を追って葵も部屋を出ていった。

「…てか、その言い方だと俺がいっつもやってるみたいじゃん。」

  その小さなつぶやきは、クーラーの風にかき消された。

  さて、寝よう。明日は仕事だ。

  ベッドに入って、薄いタオルケットをかけると、五分も立たないうちに落ちていった。

  おやすみ、俺。サヨナラ休日…

  ………

  ……

  …

  ドンッ!

  その音で、意識がカムバック、小さく舌打ちをする。

  うるせぇーな、眠いんだよ。

  ドンドン。

  …

  まぁ、いいや。イヤホンつけて寝よ。

  イヤホンを耳につけてすぐ、あの俺が好きな曲の前奏が流れた。次第に、曲のリズムに流されるように意識が遠のいていき。

  次こそは、本当にお休み…俺。

  瞼が閉じ…

  ドドドドドドドドドドドドドドドドドンッ!

「お前らうるせぇ!」

  結局、その夜は一睡もできなかった。



 ――日記 1ページ目

  家に帰ると、謎の少女ら二人が俺の部屋で暴れていた。それをなんとか抑え、話を聞くと、私達はメダカです、とかトチ狂ったことを言い出す。

  のちに二人は一年前に買った青メダカと黒メダカであることが判明、オマケに俺のナニも見られていたらしい…

  まぁ、色々あるが、青メダカに葵、黒メダカに黒水という名前をつけて、今日を終えた。


 ― 追加

  ダメだ…うるさくて眠れない。誰か助けて。


 

 


お仕事、学校、お疲れ様です。こんばんは嘘月です。

皆さん、お疲れの中最後まで読んでくださり、誠に感謝しております。

今回は連載という形で新しくメダカ日記を、書かせて頂きましたが、いかがだったでしょうか?正直、語彙力と言葉選びが得意ではないのであまり自信はありません…

しかし、これを書いている時はとても楽しみながら書けたなと思います。

これからもボチボチ更新していくつもりなので、また機会がありましたら、どうか読んでくださると嬉しい限りです。

さて、最後になりますが読者の皆さん…メダカ好きですか?コメントください。

それでは失礼します。

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