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前編

これまた下書きの清書です。

「へぇ、これが100年前のゲーム機プレ○ステーションか…」


時は2101年、元々日本と呼ばれたその国は世界連合統合により呼び名が『ナンバー24』と呼ばれていた。

その国の昔は大阪と呼ばれていた地区に一人の少年が居た。


「そうじゃよ、君の祖父くらいなら当時を知っているかもしれないねぇ」

「爺ちゃんか…」


古今東西新しい物から古い物まで揃う以前は日本橋と呼ばれたその地に在るレトロなゲームを扱うお店『プレミ屋』に来ていた少年は祖父の世代のゲームと聞いて目を輝かせていた。

現在は法の改正により過激な描写なものが規制され退屈な時代となっていた。

そんな少年は祖父の家に残っていた漫画と呼ばれる紙でできた物を読んで感動に震た。

願いの叶う7つのボールを探して世界を旅する物語、一繋ぎの財宝を求めて海賊になる物語、他にもロボットや魔法、まさに少年が想像もしていなかった夢と希望に満ちた空想の世界がそこにはあった。


「でもこれ見つかるとヤバイから売ってるのは内緒にしてくれよ~」

「あ、あぁ…」


少年はときめいていた、あの時代のゲームと言えば世界を作り替えたと言って過言でない程のモノであると教わった。

現代のゲームなんてボールを繋いで消すとか単純なもの以外は規制の対象となり手に入れることすら困難なのだ。


「おじちゃん、これ幾らですか?」

「をっ?少年はこれに興味があるのかい?」


店主の嬉しそうな返事に強く頷く少年は迷う事なくそのゲーム機プレ○ステーションを購入した。

そして、この当時のゲームは本体とは別にソフトが無ければ動かないとの事で合わせて何本かの当時話題を呼んだゲーム機を購入するのであった…





「爺ちゃん爺ちゃん!」

「ん?ををっそれはまさか?!」

「偶然怪しい店で見付けたんだ!」


普段はどこを見ているのか分からない表情でプルプルしている爺ちゃんが目を開いて見ているのに興奮しつつ少年は買ってきたプレ○ステーションを見せます。

少年は一度家に帰ってやってみようと考えたのですが立体映像テレビに繋ぐ方法が分からず仕方なく爺ちゃんの所へ持ってきたのだ。


「なら久し振りにあれを出すか!」


そう言って爺ちゃんは巨大な四角い箱の機械を倉庫から持ってきます。

とんでもなく重いそれは部屋の隅に置かれコンセントを差し込むと前面のガラス部分に砂嵐が現れます。


「おっちゃんと動くのぅ!やっぱブラウン管は素晴らしいのぅ」


どうやらこれが噂に聞くブラウン管テレビと呼ばれる物で少年は歴史の話でしか聞かないそれに胸をときめかせます。

そして、意味の分からなかった3色のケーブルを職人のようにテレビに繋いでコンセントを入れて電源を押します。


「はははっ動くじゃないか!まさかまたこれが見れるとはのぅ、どれ何のゲームがあるんじゃ?」

「なんか話題になったやつってのを買ってきたよ」


そう言って少年の出したケースを見て涙ぐむ爺ちゃん。

とりあえず少年は爺ちゃんが感動しているのだと考え最初のデイマスクをセットします。


『里見○謎』


当時を生きた知る人ぞ知る伝説のRPGで上に進むのがメインのクソゲーRPGである。

暫くの間少年は狂ったように遊んだ。

こんなクソゲーでも現代の規制を受けて育った子供にとってはとても刺激的だったのだ。

そして、1時間ほどプレイしてそれに気が付いた。


「そろそろ一度休憩じゃな」

「えっと、セーブってのをすれば続きからまた出切…る?」


説明書を見ながら少年は固まった。

そう、プレ○ステーションのゲームはセーブをするのに…メモリーカードが必要なのだ!


「メモリーカードは無かったのか?」

「わ…分からない…何しろ色々有りすぎて…お、俺聞いてくるよ!」


少年は爺ちゃんの家を飛び出して転送装置へ駆けた。

現代の公共交通機関である転送装置は地区を料金を払えば24時間自由に使えるのだ。

まさかこれが少年の悪夢に繋がるとはまだ誰も気付いてなかった…


後編へ続く!

後編は下書きの途中なので気長に御待ちください

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