表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君の夢で僕は旅をする  作者: 染樹茜
人生は一番美しい童話である
73/133

人生は一番美しい童話である(73)

「…せ、セリーヌ落ち着いて」


「ルーカスの言う通りだ、セリーヌ。気持ちは十二分にわかるが、今は押さえてやってくれ。泣きそうだよ、トット君」


「…こんなんで泣くくらいじゃ、情報収集なんて無理だな。お前は連れていかない。どこにも。

 明日も私とアリーで行く。偵察ついでに殺れそうなら殺る。

 異議はないだろう? なぁ、トット君?」


 ギリギリと歯を食い縛るトット。彼を見下ろす様にセリーヌはあえて少し顎をあげる。そのままでも見下ろす形になると言うのに。


「…アリーはオレの家族だ。ちゃんと守れよ」


 悔しそうな顔で呟いて、トットはダイニングルームを出ていった。渾身の力を込めて、扉を閉めながら。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ