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君の夢で僕は旅をする  作者: 染樹茜
一灯を下げて暗夜を行く
132/133

一灯を下げて暗夜を行く(33)

「何をふざけたことを」


 アルバートがそう言って彼の前へと歩みを進めた。


「整形外科医? 笑わせてくれる。お前は唯の犯罪者だろうに」


「…その言い方は納得がいかないなぁ。僕が何をしたって言うんだい」


「お前は少なくとも、その顔になってから2回は犯罪を犯している。

 違うか?」


「なんのことだか」


「それじゃあ、君が犯罪者だと言う仮定で、話を聞いてくれたまえ」


 いつの間にか手にしていた店のメニュー板の文字を拳で消し、新しく何かを書き始める。


『ハミル・フランクリー』


『セオノア・シャルドニーニ』


 2つの文字がはっきりと、そこには刻まれていた。


「まずはどちらから聞きたい?」

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