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交渉成立!?
死神と名乗る男は、話を続けた。
「あのヒト、もうすぐ死ぬんですよ。交通事故で・・」
浩は、慌てふてむいて言った。
「!?何を言ってるんですか!?」
「だから、あの女性は、もうすぐ死ぬんです」
「ふざけないでください!そんなわけないでしょう!!」
浩は、怒って言い返した。
黒づくめの男は、冷淡に言う。
「残念ながら、本当なんです。それで、あなたに交渉に来たんです」
「交渉?」
浩は、神妙に言った。
男は答える。
「あの女性が死ぬ代わりに、あなたが死ぬ、という入れ替わりができるんですよ。死神の私に、とっては命を一ついただけたら、いいのです。どうですか?あなたが変わりになりますか・・」
浩は、絶句した。しかし、我にかえり言った。
「ふざけんなよ、やれるもんなら、やってみろよ!」
それを聞いた男は、ニヤリと笑った。
「心得ました・・」
そう言って去って言った。
一人、アパートに残された浩。
(馬鹿馬鹿しい、やれるもんなら、やってみろ・・!)
その晩、浩は、悶々としながらも床に就いた。




