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その3

「あのように美しい花を作り出せるものは江戸にはそうそう居ない」

 左内は先ほど見た黒い(よう)を持つ真紅の朝顔を脳裏に蘇えらせて、そのあまりの美しさに溜息をつく。欠けの無い正円、花弁の張りと艶、そして息を飲むほどの色合い。

 あれは垣根に巻き付いて偶然美しく咲いたというような代物(しろもの)ではない、人為的に美を突き詰めて作り上げた逸品だ。

 極めて珍しい朝顔の種、やはり何かしらあの種はこの事件に関わりがあるのではないだろうか。

 左内の標的は、名手と言われる栽培者に絞られている。そこをたどっていけば、弟子筋、もしくは師匠筋のどこかにこの朝顔の種の作り手がいるのではないだろうか、彼はそう踏んでいた。

 昼前と言うのに、あたりはすでに蒸し暑い。

 梅雨明け以降日一日とまばゆさを増す太陽に顔をしかめながら、左内は手元に書きだした朝顔の栽培を生業(なりわい)にしている者達の名前を確かめた。園芸が好きで、自身もしょっちゅう花を育てている左内は朝顔売りにも顔見知りの者が多く、栽培者の名前を調べるのにさほど時間は要しなかった。

「もう5軒目だぞ、まだ行くのか」

 右京は汗をぬぐいながら迷惑そうな顔で栽培者の名前が書かれた紙を覗き込む。

「次は凄いぞ」

 左内の声は弾んでいる。

「朝顔売り達がみな口をそろえて、この人の作る朝顔の話をするんだ」

「ああ、そうか」

「本当に、興味なさそうだな」

 左内は憐れむように右京を見る。

 だが、右京の退屈も当たり前と言えば当たり前であった。

 栽培している者を尋ねても、見られるのは枠に絡まった(つる)と葉だけである。昼前の太陽の光を受けて、すでに花はくしゃくしゃと萎んでいる。

 しかし左内にとってはそれで充分らしい。葉の形や()の入り具合について作り手たちと熱心に話をするのである。

 だからそれはお前の趣味で、事件とは関係ない話題だろう。右京は何度叫びたいのを飲み込んだことか。

 普段は完璧に取り(つくろ)っているが、奴は一旦拗ねさせたら手が付けられない。

 長い付き合いの右京は、顕わにならない左内の素顔を良く知っている。ここでご機嫌を損ねたら今は自由に食べても何も言われない左内の居室の菓子が、一掃されることは目に見えていた。

「見かけによらず姑息な奴だからな」

 右京の思考がそのまま呟きになって漏れる。

「ん? 何か言ったか」

「別に」

 右京は視線を空にずらすと、口を尖らせる。

 左内はそんな右京の姿など意に介さず、次の訪問先について再びうれしそうに語り始めた。

「次に行くのは両国橋の近くだ。ここに十年くらい前から一人の朝顔名人が住みついているらしい。その技術を教わった近隣の下級武士達までも小遣い稼ぎに朝顔を栽培をして売っているようだ」

「朝顔の事ならお前のほうがよっぽど詳しいだろう。なんで、私が付いていく必要がある」

「暇だろう、文句を言わずに付き合え。私が探しているのは化け物朝顔だ。いつ何時、お前の力が必要になる時がくるやもしれん」

「冗談じゃない、私は妖術遣いではないぞ」

「ま、似たようなものだ」

 一言の元に相手の抗議を一蹴すると、左内はさっさと歩みを速める。

 知らず知らず足早になるのは、一刻も早くこの事件を解決したいという理由だけではない。御役目とはいえ最近自分が出した外出自粛令のため花を見に行くこともできなかった左内にとって、朝顔栽培の名手と呼ばれる人々を尋ねてその話を聞くのは心躍ることであった。




 江戸に本格的に朝顔栽培が流行するのは、約40年後の文化、文政期である。

 しかし、古くは奈良時代に遣唐使が牽牛子(けんごし)という薬として朝顔の種を持ち込み、朝廷の薬園で栽培されたという記録が残っているくらい、日本には連綿と続く長い朝顔栽培の歴史があった。

 後日の江戸の朝顔ブームの萌芽と言えるのは、18世紀の中ごろ備中松山藩で栽培され始めた白地に青い絞り模様の花「松山朝顔」の登場であろう。これが京都や江戸に伝わり、徐々に朝顔の栽培は広まっていった。

「まだか?」

 やる気の無い右京の声を背中に受けながら、左内は黙って手ぬぐいで額の汗をぬぐう。

 にぎやかな通油町(とおりあぶらちょう)から南東に行くと表通りからは想像もできない粗末な長屋が並んでいる。栽培者の住まいの情報は聞いているといっても、それは大雑把なものである。左内達はそれらしき家が無いかどうか、周囲を見回しながら入り組んだ道を進んで行くしかなかった。

 誰かに尋ねようにも、粗末な長屋が並ぶ通りに突然場違いな服装の侍が登場したことで、とばっちりを恐れた住人達は洗い物や洗濯物を放り出してそそくさと長屋の中に入り込んでいく。

 そのくせきっと障子の間から自分達の行動を窺っているのだろう、と左内は息をひそめるかのような長屋の不自然な沈黙に苦笑した。

 しかし案ずることは無かった。目的地はほどなく二人の目の前に姿を現したのである。

 入り組んだ狭い道を入っていくと、一画にいくつもの朝顔の鉢がびっしりと並べられた長屋があった。その鉢を見た途端、さすがに疲れの色を隠せなかった左内の頬が上気する。

「頼もう」

 呼びかけに、腰高障子が開いて白い頭髪の男が首を覗かせた。

 左内の出で立ちに驚いたのか、慌てて障子を開けると男はこれ以上無いくらい腰をかがめて頭を下げた。ちらりと見えたその赤銅色の顔には深い皺が刻まれ、この世に生を受けてから男が生きてきた年月の長さを語っていた。

「顔を上げられよ、茂平殿」

 左内は腰をかがめて相手の顔を覗き込む。

「お主の朝顔が見事だと聞いてやって来たのだ。朝顔を育てているが、なかなか上手く行かぬのでな」

 怪訝そうに左内を見上げる茂平。

「お武家様が、育てられるんで……?」

 この時代、武家が朝顔を愛でることがあっても、それは皆使用人に作らせたものであり、よっぽどの好事家でなければ自ら植えて育てることはしない。

 左内は茂平の問いには答えずに、長屋の前に立てかけられた数本の竹竿に巻き付く朝顔をうっとりと眺めて口を開いた。

「この葉のなんと美しいことか。濃い緑の中に黄緑そして白に近い緑の()が絶妙に散らされ、まるで葉の表面に絵が描かれているかのようだ。おまけに虫食いの一つも無い完璧な形をしている。ん……」

 左内の目は、傍らに並ぶ鉢の一つに吸い付いた。

 すでに(しお)れている朝顔の花だが、その花はまるで花弁に幾筋もの切れ込みを入れたような、端午の節句に飾る吹き流しを思わせる姿で頭を垂れていた。花だけではない、その葉もすでに朝顔の体を成さず、糸のように細く曲がりくねっている。

「これは、また面妖な」

「お目が高い、それは変化朝顔です」

「変化?」

 先ほどまでの警戒は何処へやら、茂平は満面の笑みでうなずいた。

「朝の姿をお見せしとうございました。まるで桃色の針を束ねたような花が、ぴんと天に向かって立っていましたものを」

「朝顔と言えば、真ん丸だとばかり思っていた」

 細い目を大きく開いてしげしげと変化朝顔を見た左内だったが、その近くの鉢に目をやってさらに目を丸くする。

「もしかして、この鉢すべて……」

「ええ、みな朝顔でございます。先ほどの花は|細糸滝葉桃細切采咲牡丹ほそいとたきはももほそぎりあやざきぼたんと名付けております」

 朝顔とは思えない様々な葉が付いた蔓が、植木鉢に立てられた三本の竹の棒とそれに付けられた輪っかに沿わされ、まるで行燈のような形に仕立てられて並んでいる。だが聞かないとわからないくらい、その姿はおなじみの朝顔の葉の形からかけ離れていた。

「これはどんな花が咲くのだ」

 おい、左内。聞くべきことはそんなことではないだろう。

 右京の心の中の絶叫は届かず、左内は熱心に朝顔の鉢を眺めている。

 その我を忘れるくらいの情熱が女性に向けられれば、こいつの人生はもっと変わるだろうに。右京は後ろで腕組みをしながら、目を伏せて処置なしとばかりに首を振る。

「この花ですか。これは上手く行けば車咲(くるまざき)牡丹という、切れ込みの入った花弁の重なった朝顔になります」

「車咲牡丹?」

「ええ、台座のように開いた花の中から、噴き上がるようにまた花が咲くという珍しいものでございます」

「それは、また不思議な形だな。是非見てみたいものだ」

「残念ながら、そうなるかどうかはわかりません」

 茂平が首を傾げる。

「なぜだ? 種を取った元の花と同じ花が咲くはずだろう」

「そうではないのでございます」

 そこで、茂平ははっ、と顔色を変えた。

「このようなところにお立たせしたまま……、し、失礼いたしました。むさくるしい長屋でよろしければどうぞ、お上がりください。あ、足元にはくれぐれもお気を付けくださいまし」

 入り口の炊事場から土間にはいたるところに朝顔の鉢などの園芸用品が置かれ、足の踏み場もない。

 左内は導かれるままに、茂平の住まいに入って行った。

 部屋は四畳半ひと間の狭い一室だけであったが、思ったより清潔で新しい畳が引かれている。奥にはこの場所には不似合いなりっぱな仏壇があった。大姉と書かれている戒名に目を止めた左内の眉が微妙に角度を変える。

 どこからか、座布団を引っ張り出してきた茂平は左内達に勧めた。

「朝顔のおかげで、少しはましな生活をさせていただいております」

 部屋の隅には、園芸関係と思しき本が積み上げられていた。

「本を見せていただいていいかな」

 左内は手に取ってふと首を傾げる。本は漢字の多い、町人が読むにはかなり難しいものであった。

「先ほどの話の続きだが、私は朝顔の種に興味があるのだ。あの面妖な朝顔も含めて、できればいろいろなものを見せてほしい」

「それが……」

 茂平は困ったように眉間に皺を寄せる。

「あれは、実を結ばないのでございます」

「実を結ばなくて、どうして変化朝顔が作れるのだ?」

 実を隠しているのではないか、と左内の目が鋭くなる。

「馬鹿だなあ、作れるんだよ」

 左内の背後で右京が呆れたように呟いた。

「どうしてだ? 元の花が実を結ばないのに、なぜその形が伝わるのだ」

 右京の方に振り向くが、説明は面倒くさいとばかりに右京は肩をすくめただけである。

「お武家様、お待ちください。こちらに書いてご説明いたしましょう」

 茂平は文机を出してくると、何やら墨をすり始めた。

「朝顔には対立する強い性質と弱い性質を持つものがあります。強い性質を片方の親からもらうと、もう片方の親から弱い性質をもらっても、常に強い性質が現れます」

 細い筆に墨を浸し、茂平は●と○を几帳面に半紙の上に描いた。

 文字を書かせればきっと達筆だろうと思わせる、滑らかな筆運びである。

「●は強い性質を表します、そして○は弱い性質を表します。強い性質を持った親と、弱い性質を持った親を掛け合わせると子供は……」

 茂平は先ほどの丸の下に、●と○をくっつけて描いた。

「子供は両方の性質を持ちますが、実際に現れるのはすべて●の強い性質です」

 次に茂平は●○を二つ描いた。

「片方の親から必ず一つどちらかの丸をもらうとすれば、この二つの●○を掛け合わせた子供はどうなるかというと」

 ●●、●○、●○、○○

 茂平が並べて描いた、4つの組を見て左内が手をたたく。

「なるほど。どちらかに●が入る強い性質の出る場合が3、両方○で弱い性質が出る場合が1という事になるな」

「ご明察でございます。○○の物はやはり弱い種なのでしょう、残念ながら種ができにくいのでございます」

 にっこりと茂平がうなずく。いつしか茂平のまなざしは、まるで出来の良い孫を見る祖父のような優しい光を帯びている。

「そうか、この弱い形質が出た花の親の種を取っておけば、中に●○が混ざっている可能性が高い。●○を二つ掛け合わせることができれば、○○の種が取れなくても、4つに1つの割合で変化朝顔ができるという訳か」

「そんなにうまくはいきませんが……」

「しかし茂平殿、実際に成功されているのは素晴らしい」

「いえ、大した技ではございません」

 謙遜しながらも、茂平の瞳には自負の色が覗いている。

「私にもそんな変わった朝顔が作れるだろうか」

 左内はおずおずと尋ねた。

「もちろんでございます」

 羨ましそうに朝顔の方を眺める左内に昔の自分を重ねたのか、茂平は大きくうなずいた。

「お武家様は、掛け合わせの仕方を御存じですか」

「いや、全く知らぬ」

「大丈夫でございますよ。私も手探りの状態からでしたが、何とか花を咲かせられるようになりました。実際にお見せいたしましょう」

 茂平は外から鉢を2つ持って入ってきた。これは変化朝顔ではないらしい、見慣れた葉とつぼみが蔓にくっついている。

 茂平は薄い刃の付いた短い小刀と、細い毛抜き、竹を折り曲げてつながった箸のような形にした物を持って来た。

「朝顔は咲く前夜におしべが伸び、めしべを追い抜きます。そうなるとおしべとめしべがこすれて種ができてしまいますから、その前の日に種を取りたい花のおしべを切っておく必要があります」

 茂平はつぼみの下へさくりと縦に小刀で切れ目を入れた。竹を折り曲げた箸のようなものでそっとその切り口を広げると、間に細い毛抜きを入れておしべを切っていく。

 もう一つの鉢のつぼみからおしべを切り取り、さきほどおしべを切った花のめしべにこすり付ける。そして、切り口を閉じて、繊細な指使いで緩んだつぼみの絞りを畳んだ。

 一連の動作は、まるで流れる水のように滞りなく正確に進んで行く。

「これが大切なのです」

 そう言いながら茂平は何処からとりだしたか、ネギの頭の近くを短く切ったものを取り出した。

 筒型になったネギをそっと畳んだ朝顔のつぼみの頭から被せる。

「朝顔は、丑から寅の刻のまだ暗いうちに開花します。開花してしまっては、他の花のおしべが付いてしまうかもしれません。だからこうしてネギを被せて閉じておくのです。残念ながらこの花は咲きませんが、上手く行けば新しい花を咲かせることのできる種を作ることでしょう」

「ここまで至られるのには、相当な御苦労があったはず。それをふらりと立ち寄った私などに惜しげも無くお教えくださるとは、まことにかたじけない」

「いいえ、あなた様だけではありません」

 どこか遠くに視線をさまよわせながら茂平は呟いた。

「御徒町から朝顔の育て方を習いに来られるお武家様もおられます。私はそれがどこの誰であってもなんの見返りも無くお教えすることにしているのです。なぜなら、花が好きな方は皆私と同じ病にかかられた同志でございます。同病相哀れむ、どうせならお互いに切磋琢磨し、この甘美な病を突き詰め流行らせていきたいと思っております」

 赤銅色の顔の中、2つの瞳が、じっと左内を見つめた。

「いつか、この日の本に美しい朝顔が溢れる日がやってくることでしょう。異国にも負けぬ、我が日の本の誇る花として……、亡くなった娘もそれを夢見ておりました」

 亡くなった茂平の娘。左内の視線が、そっと仏壇の方に向けられた。

 沈黙が訪れる。

 まるで空気を変えるかのように、茂平ははたと膝を打った。

「そう言えば、大切なことをお教えするのを忘れていました」

「大切な事?」

 突然の話題に、左内は戸惑う。

「芽切り、を知っておられますか?」

「それはなんでしょう」

 茂平は傍らの棚から数粒の種を持って来た。

「変化朝顔を作られるのであれば、掛け合わせる朝顔の育ちをそろえる必要があります。種を撒いただけでも芽は出ますが、芽が出る時期は揃いません。ですから芽が出やすいように種を少し削ってやるのです。ただし、芽が出るのは種の先端の凹んだところですが、ここを削るのではありません、その反対側、丸くなった背中の部分を削るのです」

 茂平は使い込まれた小さな板を取り出して、その凹みに種を置いた。

 彼は特注品と思しき、極細のやすりを取り出し種に傷をつける。

 種にざらざらした傷がついていく。

 こ、これは……。

 左内の身体が雷を受けたかのように、びくりと動いた。

 彼の脳裏には、あの男が道端で拾った朝顔の種が蘇る。

 茂平のつけた傷は、その種についていたものと瓜二つであったのだ。

「どうなさいました?」

 息を飲んだまま黙ってしまった左内の顔を茂平は覗き込む。

「い、いえ……」

 元来、嘘が付けない左内は、動揺を隠しきれない。

 その時。

「これは何だ、笛か?」

 右京ののんびりした声が、固まっていた空気を動かした。

 ほっと息をついて左内が右京の方を振り向くと、彼は無遠慮に仏壇の中を覗きこんで、なにやら手を突っ込んでいるではないか。

「こら、なんと無礼なっ」

 左内が叱りつける直前、右京は仏壇の中から短い筒のような物を取り出すと、口に加えて思いっきり吹いた。

 長屋をつんざく音が聞こえる。

 と、思いきや、二人の耳には何の音も響いてこない。

 ただ、どこかで犬の遠吠えが聞こえるのみである。

 いや、正確に言えばそれだけでは無かった。部屋の中にしつらえられた背の高い戸棚の中から何かが震えるようなガタガタというかすかな音が聞こえてきた。

「お返しくださいっ」

 立ち上がった茂平が、右京から笛をひったくって大きく肩で息をした。

「それは、なんだ」

「単なる筒でございます」

 茂平はもうこれ以上は話さないとばかりに口をつぐんで右京を睨みつけた。

 江戸時代の変化朝顔の図譜を見るとその多様さに言葉を失います。

 これはもう朝顔ではないだろう、という花のオンパレード。

 これを美しいというか、不気味と言うかそれは其々の感じ方でしょうが、花にのめり込んでいくとこのような奇抜なものに美を感じるようになるのかもしれません。驚いたことに、なんと江戸時代の朝顔栽培者たち、特に第二次朝顔ブームの来た1848~60年は、メンデルが発表するより早くメンデルの法則を知っていた可能性があります。(メンデルが遺伝の法則を発表したのが、1865年)

 江戸の科学力って凄かったんですね。

 ところで、性懲りもなくまたやってみました。

 朝顔の交配。

 挿絵(By みてみん)

 しかし~~、残念ながら結実はしませんでした。

 すごく繊細で難しい(自分にとっては)手技です。

 今度チャレンジすることがあれば、是非細いピンセットを用意して行おう……。


 黒曜編は誠文堂新光社の「朝顔百科」朝顔百科編集委員会 編

     都市出版「東京人」2013年2月号

 を参考にして書いております。


 次の話の更新は来週予定。(忙しければ延期するかもしれません)それまでにもたまに誤字脱字、説明の修正などをするかもしれません。(10/16修正しました)沢山のアクセス感謝いたします~~。

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