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大海のハバラ 2

 ハバラは矢を放たれる前に弓矢をタコの足で破壊した後、ゲーテを地面に叩きつける。


「っぐ!」

「人間や魔族がおいら達半魔を馬鹿にしていることは知ってるっす。戦闘面においてもっす。でもおいらはそこいらにいる半魔とは違うっす。おいらはお前ら人間の数を減らしにきてやったんっす」


 ハバラは何度もゲーテを地面に叩きつけるとゲーテは意識がもうろうとしながらもハバラの体に触れようとする。


「あんたの異能は知ってるっす。触れたものの水分を奪う異能。あんたの異能と弓のうではすごいとは思うっすよ。ただ相手が悪かったっすね。おいらには勝てないっす」


 その男は半分は人間、半分は魔物クラーケンの半魔、背中のタコの足は自在に操ることができ、相手の行動を全て背中のタコ足で制限し、相手の思う通りに行動させないようにする。

 半魔 大海のハバラ




 ハバラはゲーテを始末した後遺体を雑に捨てレジスタンスの本拠地に向かう。


「自分のところは問題なかったっすけど他のみんなは大丈夫っすかね。まぁザイカの大将が集めたメンツなら大丈夫と思うっすけど」


 ハバラは小言をはさみながらレジスタンスの基地に着くと


「今日がお前らの命日っす!」

「だ、誰じゃ!って半魔だ!なんだびっくりさせんなよ」


 男はハバラの姿を見てゆっくり近づき、なめたように剣をふりおろすと


「そんな鈍い動きがおいらにはあたるわけないっす!しんどくっす!」


 ハバラは男の顔面にタコの足で殴ると男の顔面はけしとぶ。


「な、何だあの半魔!強いぞ!半魔は中途半端だからこそ弱いはず!」


 この世界の半魔はレジスタンスの男の言う通り、人間と魔族の半端な存在から中途半端すぎることにより見た目だけは魔族部分が強く出ることは多いがその代わりに身体能力としては人間の能力、個人差にもよるがその面が強くでている。


「お前らが馬鹿にしてきただけでおいら達半魔にもおいらみたいな半魔はいるっす。あまり半魔をなめないでほしいっす」


 ハバラはレジスタンスの基地にいる人間を雑草を処理するかのように殺しまくり、レジスタンスの基地はその日になくなり、基地があった場所には大量の死体が転がっていた。


「さーて。やることは終わったっすからかえるっすかね。ザイカの大将に褒めてもらうっす」


 大海のハバラはレジスタンスの基地を滅ぼした後、ジルギアス新帝国へと帰っていく。

 こうしてジルギアス新帝国の反乱分子の一つがなくなった。

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