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緑の牙のオルス

 オルスが山に入り頂上付近にまで着くとそこには全身の肌の色が黒い龍の魔物、黒龍がいた。


「黒龍か。いいですね。倒しがいのある魔物です」

「人間が挑みにきたか。いつぶりだろうか。我に挑む人間どもは群れてつまらぬやつがおおかったが今回は一人か」


 黒龍はオルスに言うとオルスはニヤリと笑い


「それは何とも楽しみな言葉だ。自分は緑の牙のオルスだ。よろしくな」

「オルスか。我に勝てればその名忘れずにいよう」


 黒龍は前足をオルスにふりおろし、オルスは黒龍の攻撃を避けた後、黒龍の前足に噛みつき、黒龍の鱗をいとも簡単にくいちぎる。


「やるではないかオルス。我の鱗は貴様らの扱う鉱物、だいやもんど?とか言うものよりは硬いのだぞ」

「へぇ。めっちゃ簡単にくいちぎれたけど?まさか歳のとりすぎで鱗がボロボロになってきたんじゃないか?いくつかは知らんが」


 オルスは黒龍に言うと黒龍はオルスに対し炎のブレスを吐く。


「人間風情が我の歳を知ろうなどかたはらいたいわ。そのまま丸こげにでもなっておれ」

「こんなブレス。自分には効かない」


 オルスは炎を緑の牙でかみちぎり、今度は黒龍の首の鱗に噛みつく。


「うぐっ!」

「もう終わりだよ。黒龍。所詮魔物といってもこの程度か」

「くっ、くっく!くははは!合格だ人間!貴様は我に選ばれた!」


 黒龍は高らかに笑いながら言った後体が縮み、人型サイズへと姿を変える。


「我は人間には黒龍と呼ばれているが我の名は黒の王のカルベリア。よく覚えておけ人間」


 人型に姿を変えたカルベリアは姿は肌の色は黒く、目の色も真っ黒。頭には角が生えており背中には黒い翼が四つ生えていた。


「黒の王のカルベリアか。それで?何が合格なんだ」

「貴様は我が選ぶ人間に合格ということだ」


 オルスはこいつは何を言ってるんだという顔でカルベリアを睨む。


「人間。貴様は魔王様が帰ってくることは知っているか?」

「魔王が、帰ってくるの?それで?」

「お前は強いものと戦いたいんだろう?だから我のもとに来た。違うか?」


 カルベリアはオルスに言うとオルスは下を向きながら


「そうだな。自分は自分より強いやつと戦いたい。自分はまだ戦って誰にも満たされていない」


 その男はその牙で異能を無効にし、全ての防御をないものとする異形の力をもつ。それは異能によるものなのか。それはまだ本人にも理解できていない。


「それでは自分を魔王のもとに連れて行け。カルベリア」


 人間 緑の牙のオルス

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