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聖帝大戦 5

 クランクル新聖王国の外で穴あけムジナ、緑の牙のオルスを待っていた魔族、空のアスベスと黒の王カルベリアは


「暇だなアスベス」

「暇だなカルベリア。けど暇なら我と遊ぶか?」

「正気かアスベス。お前は我には勝てんだろうが」


 カルベリアはアスベスに言うとアスベスは腰に装備していた剣をぬくと


「そんなのはやってみんとわからんだろう。いつまであの時と同じと思っている。我は強いのだぞ」


 アスベスがカルベリアに対し言うとカルベリアは笑いながら


「我は強いと言っている時点で貴様は我より弱いのだよ。本当なら殺してやりたいが魔王様の命令は最優先される。だから貴様を殺すのはやめてやる」

「ふん。我だってお前なんぞ」


 アスベスがカルベリアに喋っている際、クランクル新聖王国の近くに近づく人間が何人かいた。


「おい。カルベリア」

「なんだよアスベス」

「あれ見えるだろ?あの人間どもはなんだ?」


 カルベリアはアスベスに言った後、クランクル新聖王国に近づく人間を指差す。


「なんだろうなあれ。武装しているし敵じゃないか?」

「そんなもん見ればわかる。けどあの程度なら我らが手を出してもいいよな?」


 カルベリアはアスベスに聞くとアスベスは少し考えた後


「それはダメなんじゃないか?我らが魔王様に与えられた命令は」

「あいかわらずかたいなアスベスは。あれぐらいの奴なら別に殺してかまわんて。我も暇だからな」


 カルベリアは黒い龍の姿になり、クランクル新聖王国の入り口付近におりたつとクランクル新聖王国に近づいていた二人が


「黒い龍がいるなんて聞いてないぜミジュ」

「俺も聞いてないよカジュ。というか新聖王国が魔物を使役してるなんて」


 二人はカルベリアの姿を見て驚いていると


「人間。貴様らが真に強いと言うならこの我を倒してみよ。我を倒せなければここで貴様らは死ぬことになる」

「この苦王のミジュと淡きカジュをばかにしているみたいだな」


 ミジュと名乗った青い髪の小柄な男とカジュという赤い髪が特徴でミジュと同じ小柄な男は剣をかまえる。


「苦王のミジュに淡きカジュ。聞いたことがないな」

「そりゃそうだよ。ミジュ達は魔王討伐には興味がないしむしろ魔王って存在がいてくれた方が安心できた。ミジュとカジュみたいな異能を使うのを受け入れられない人間がいるから」


 ミジュはカルベリアに言うとカルベリアは


「ほう。暇つぶしにはちょうど良さそうだな。貴様ら二人は。我が名はカルベリア。黒の王のカルベリアだ」

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