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怒涛のルクガン 2

「いい加減あてれないと理解、し」


 アコウズがルクガンに言った瞬間、ルクガンの鎌はアコウズの片足に突き刺さる。


「は?」

「当たったわよ。あたしの怒涛の攻撃をかわし続けるなんて無理があるのよ。あたしの攻撃は当たるまでとまらないから」


 ルクガンはアコウズに言うとアコウズはルクガンを睨み


「当たるまでとまらないだと?なら先に殺しちまえば問題ねぇよなぁ!違うか?」

「あたしを前にまだそんなこと言えるなんてねぇ。ま、かかってきなよ。あんたはあたしに会った時点で死ぬかクランクル新聖王国に囚われるしかないんだ」


 ルクガンはアコウズに言った後またきりあいに入り、数十分ルクガンだけが立っており、アコウズはもはや死にかけの状態で地面に倒れていた。


「ば、ばかな。こんな、こんなことが、あって」

「これが普通よ。あんたは弱い。それだけ」


 その女の身体能力は高く怒涛の攻めをみせる。決して怯まずてきとやりあい、敵の前に立っているのはいつもルクガンだった。


 人間 怒涛のルクガン


 ルクガンはアコウズを動けない状態にまでした後、クランクル新聖王国に戻ろうとすると


「その男は置いていってもらおうか」


 ルクガンの近くにゆっくりとでかい棍棒を持つ顔に鬼の面をかぶった者が近づいてくる。


「あんた何者だい?急に出てきてこいつをわたせだなんてどういうつもり?」

「僕は鬼面のライア。傭兵だよ。そいつを持ち帰ってこいって僕のクライアントが言っていたからさ。だから置いていってくれないか?死にたくなければね」

「あたしを殺す?ふ、ふふ。面白いやつだねぇ。簡単にそういうことをいうやつはなかなかいないよ。少しはあたしを楽しませてね」

「楽しませる?そんなことはできないよ。だって君はすぐに死ぬんだから」


 鬼面のライアは棍棒を振りかぶりルクガンに接近し、ふるう。ルクガンは鎌で受けとめたが


「っ!」

「ふむ。僕の棍棒をうけとめるとはやるじゃないか。でもね」


 ライアは受けとめているルクガンの体をさらにおしこむ。


「ぬぉぉぉ!」

「残念ながら僕人間じゃなくて魔族なんだ。それも鬼族って言えばわかるかな?」

「鬼族って、嘘でしょ!魔王に叛乱をおこして返り討ちにされた挙句根絶やしにされたんじゃ」


 ルクガンはギリギリで耐えながらライアに言うがライアは仮面の下でにやけ


「そうだね。鬼族は根絶やしにされたね。でも僕達は鬼であって鬼より強い個体。鬼人なんだよ」

「鬼人!?そんな種族聞いたことが」

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