怒涛のルクガン
教会を出た後ルクガンは怒りながらストーシアに愚痴っていた。
「女王様は何を言っているんだか。外部のものに助力を頼む?あたしらがいるのにかい?全くもって腹が立つわ!女王様は尊敬しているけどさっきの言葉だけは気に入らないわ!」
「ま、まぁまぁ。ル、ルクガン。じ、女王様なりに気を使ってくれたんだよ。だ、だからそんな怒らなくても」
ストーシアはルクガンに言うとルクガン達の前に白いローブをきている人達が近づき
「ここにおられましたか。怒涛のルクガン様」
白いローブを着ている人のリーダー格のような男、名を白衣のビャッコウという。
「お前は確か、白衣のビャッコウか?」
「お名前を知っていてくれて光栄です。ルクガン様。実はクランクル新聖王国の近くにあるクランクル草原に賊が現れまして。どうにか討伐してほしいのです」
「またか。最近賊が多いわね。まぁいいわ。憂さ晴らしに行くとしますか」
ルクガンはビャッコウに言った後、速攻でクランクル草原へと向かう。
クランクル草原は新聖王国より少し離れたところにあり、そこには神聖な薬草が生えている。神聖な薬草はクランクル新聖王国には道具としてはあまり価値のないものだが他の土地にとっては違う。だから土産物としてよく売れるため教会の信者達が定期的に薬草を採取しにくるのだ。
ルクガンかクランクル草原につき、賊を探していると分かりやすく暴れている奴らがいた。
「ぶち殺すぞごらぁ!クソども!この俺様ひだきのアコウズ様率いるアコウズ盗賊団の邪魔をするんじゃねぇよ!」
誰もいないところに対し、見た目は清潔感がなく髪の毛も海藻みたいにチリチリで背中には少しでかめの大剣とまではいかない剣を持っていた。
「きったないやつがうちの神聖な草原で暴れてるんじゃないよ」
「あ?誰だてめぇ。このアコウズ様をなめてんのか?あ?」
髪の毛が黒い海藻チリチリ男の、アコウズがルクガンに近づきながらいうとルクガンは
「なめてないわよ。だってあんたくらい対しことないもの。なめる必要すらないわよ」
ルクガンは腰の鎌を抜き、アコウズに攻撃する。
「そいや!」
「そんな単純な攻撃がこの俺様に」
「当たるよ。だってあたしは怒涛のルクガン。あたしの攻めを誰もとめられやしない。誰であろうとね」
ルクガンは攻撃を避けられた次の攻撃にうつり、アコウズはギリギリで避けたがルクガンはまた続けてアコウズに攻撃する。ルクガンはどれだけはずそうとアコウズに当たるまで攻撃した。




