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残火のアルド 2

「アルド。そいつは殺して構わないよ。あんたなら簡単だろ」

「うん。ばあちゃん。こいつくらいなら簡単に殺せるよ」


 アルドはウグスに言うとキズルはアルドを睨み


「お前如きが私を殺すだと?この大軍のキズルを?あまり私のことをなめるなよ!」


 キズルは腰に装備していた銃をとりだすとアルドに向かってうつ。


「私に逆らったことを後悔して死ね!」

「そんな銃で僕を殺せると本気で思ってるの?」


 アルドは手を前に出すと火の塊を即座にキズルに向かって放ち、キズルの撃った弾は一瞬でもえかすとなる。


「は、はぁ!?ばかな!ありえない!」

「何がありえないの?あれくらい僕からすればたいしたことないよ」

「たいしたことがないだと?私の銃弾は熱耐性が高いのにそんなチンケな火の玉ごときで」


 アルドは驚くキズルに一気に近づくとキズルの前に手を出したかと思えば一瞬でキズルを灰になるくらいの火で燃やす。


「僕の火は炎みたいな火力はないけどそこら辺の炎よりは全然火力は高いよ。ま、わからないのも無理はないけど。僕の火には僕の情熱がのっているから」


 その男の異能はただ火を出す異能。威力はそんなにないはずだった。あまり距離をとれば彼の火は対しことはないかもしれない。だが近距離なら?それにまだ遠距離でも火の威力が弱いなどとわからない。ただ当たればその火の威力は爆発的に高く、一瞬で敵を灰にかえる。


「かっかっか。流石はアルド。残火の名はだてではないのう」

「こんなやつくらいなら簡単だよ。こんな人の真似しかできない異能を中途半端に極めたようなやつよりは」


 人間 残火のアルド




 ジルギアス新帝国には反乱分子を討伐してきた並大抵の者より強きものがジルギアス新帝国、人狼のザイカの前に集結していた。


「野郎ども!よくやってくれたな!大海のハバラ、聖なるホルプ、進化のアーク!」


 ザイカは帰ってきた三人にいう。


「この程度のことなんてことはないっす。おいら達はあなたを王にしたいだけっすから!」

「私もザイカ様を崇める信者を増やしたく行動しているのみにございます。我が神ザイカ様をおしたいする信者を」

「私は私を受け入れてくれたあなたに対する義理は果たすわ。私にはこの世界が生きにくくて仕方ないから」


 ハバラ、ホルプ、アークの順番でそれぞれザイカに言うとザイカは笑いながら


「よいよい。貴様らは己がしたいようにすればいいんだ。俺様も好きなようにやるからな。まずはクランクル新聖王国。そこをおとしにむかうぞ!」


 ザイカは三人に言うと三人は一斉に腕を上げた。

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