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残火のアルド

「アルド。お前の異能は便利で助かるねぇ」

「そうかな?僕の異能はそこらへんの火とかと同じだと思うけど?」

「かっかっか。あまりばあちゃんを笑わせんといてくれ。もう歳だから簡単に腰がぬけてしまう」


 ウグスが笑いながら言った後、アルドとウグスは村の近くの森から移動しようとすると二人に対し近づいてくる男がいた。


「......何かようかい?」

「わかっているだろう継いのウグス。私はお前を欲している。私の軍門にくだれ」


 男はウグスに言うとウグスは


「こんなババアを口説いてどういうつもりだい?それに何度も断っているだろう。あんたも飽きないねえ。大軍のキズル」


 ウグスは口説いてきた男、大軍のキズルに言うとキズルは


「私は魔王と名乗っている人狼のサイガ様に仕えようと考えている。その手土産として貴様は都合が良いのだ。だから私の軍門にくだれ」


 キズルはウグスの前に手を前に出すがウグスは首をふり


「悪いが何度も言ってるだろ。あたしゃこの小さな村でゆっくり歳をとって死にたいんだ。もう戦いなんてのはごめんだよ。せっかく魔王がいなくなったってのに」

「こんな村でくたばりたい?それは良くないな。お前の異能、タクスモノはお前自身の技術、身につけた技を相手に渡すことができる。そしてそれは唯一身近に信頼するものにしか与えられない。となれば」


 キズルはアルドの方を見ると腰に装備していた剣をぬき、アルドに近づく。


「や、やめな!アルドにはてを」

「それは聞けない話だよウグス。あいつを殺せば少なくともお前は罪悪感をいだき私の軍門にくだる。違うかな?」


 キズルはアルドに一瞬に距離をつめ、剣をふりかぶる。


「わ、わわ!」

「悪いな少年。君には何の恨みもないが私のために死んでもらう。恨むならそこの婆さんを恨むんだな」


 キズルは剣をふりおろす。アルドは避けるがキズルがふりおろした剣は途中できどうをかえ


「残念ながら私の剣は後だしがあるんだ」


 大軍のキズルは弱者ではない。魔王に挑めるほどの実力であったが真王がまだこの世界にとどまっている間、キズルは自らの異能を磨き技術をとりこむという作業をこなしていた。大軍のキズルの異能は大軍。自分の軍もんにくだった配下にした人の戦闘技術をまねることもできる。


「わわわ!」


 アルドはまたキズルの攻撃を避ける。


「私の不意をついた攻撃も避けるとは。なかなかやりますね」

「ど、どうも。ばあちゃん。こいつ殺せばいいの?」


 アルドはウグスに聞くとウグスは首を縦にふった。

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