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聖なるホルプ

 ジルギアス新帝国の近くにあった基地が一つ滅ぼされたことはジルギアス新帝国の反乱分子に伝わる。反乱分子である男、遠きのアスマ。この男はジルギアス新帝国からかなり離れた土地の村、ミーツ村でひっそりと暮らしていた。


「ゲーテのグループがやられたか。だが私にできることはみんなのサポートだけ。ゲーテがやられてしまったなら仕方ない。きりかえていこう」


 アスマは一人ミーツ村で嫌われないよう、そして目立たないように暮らしていたが、ある日、村の近くの森に食料を取りに行った際


「やぁ。君ミーツ村の人かな?」


 アスマに近づく一人の男は聞く。男は背中に大剣を背負っており、顔の目の方は何かヒモのようなもので無理やり閉じているのが特徴の不気味な男だった。


「そ、そうですが私のようなものに何かご用がおありでしょうか?」


 男はゆっくりアスマに近づき、じっくりとアスマを見る。目は見えていないはずなのに男の圧が狂気的に感じる。


「あなた、嘘をついていますね?わかりますよ。私は神に背いたものを見抜くことができますから。神は慈悲深きお方。そう。ザイカ様こそが神である」


 目をひもでぬってある男はアスマにいうとアスマはふところにしまっていたナイフで男に斬りかかる。


「ああ。いきなり斬りかかるなんてやはり罪だらけの人。私があなたをおすくしいなくては」

「残念ながら私は誰かに救われるつもりはない。まず貴様には死んでもらう。ザイカに関係のあるやつは抹消せねば」


 目をひもで縫ってある男は急に悲しみながら


「ああ!なんと嘆かわしい。またこの聖なるホルプが罪人を倒さねばならないなんて。私はただ罪人に罪を償わせたいだけなのに!また罪を重ねようなんて」

「聖なるホルプ?た、確か聖なるホルプってあの狂人の」


 目をひもで縫ってある男、ホルプにアスマは言うとホルプは今度は怒り


「聖なるものに仕える私が狂人?違うな。皆私を理解しようとしないだけ。奴らは私の聖なる行為を狂人のやることなどと意味のわからないことばかり言う。その点ザイカ様は違う。私をよく理解してくれる。お前らような悪人とは違ってな!」


 ホルプは大剣を抜くとアスマに斬りかかる。アスマはホルプの攻撃を避けた後、服に隠してあるナイフを取ろうとしたがその前にもうアスマの体は両断されていた。


「あ、れ?なん、で。攻撃は、避け」

「悪人に私の攻撃が避けられるはずはありません。粛清完了」


 その男、目を閉じていながらも敵の位置を把握し、避けられる前に必ず攻撃を当てる恐るべき力を持つ。


 人間 聖なるホルプ

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