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願いよ、届け。流れ星

作者: 野生くん

あの日、(わたし)(はじ)めて流れ星(ながれぼし)()た。流れ星に願い事(ねがいごと)をすると願いが(かな)うと()いた。だからお願いした。


あやちゃんにまた()えますように、と。






私が幼稚園(ようちえん)(かよ)っていたころだった。とても(なか)()かったあやちゃんが引っ越(ひっこ)すことになった。私は(おどろ)きすぎて、あやちゃんと(はな)ればなれになりたくなくて、もっと一緒(いっしょ)(あそ)びたくて、つい(おこ)ってしまった。怒っても意味(いみ)ないのに。引っ越しまでは1週間(しゅうかん)。あやちゃんとおしゃべりしたいのに、あやちゃんともっと遊びたいのに(こえ)が出なかった。そんな日々(ひび)(つづ)いて明日(あした)引っ越しの日になった。


「ゆいちゃん、今日の夜、お()まりしない?」


あやちゃんから声をかけてくれた。私はすぐに「うん!!」とこたえた。


その夜、あやちゃんの家でバーベキューをしたり、一緒にお風呂(ふろ)(はい)ったり、テレビを見たりして過ごした。ふたりで(おな)布団(ふとん)()た。それから2時間(じかん)くらい寝てたけど()()めてしまった。(まど)(そと)にきれいな星空(ほしぞら)が見えて「きれい」と(つぶや)いてしまった。私は布団から出て窓に近づく。すると流れ星が見えた。


(流れ星に願い事をしたら願い事が叶うってお母さんから聞いたことがある。)


(それなら、あやちゃんが引っ越しても



               また、あやちゃんと会えますように。)

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― 新着の感想 ―
[良い点] おもしろかったです。再会できるといいですね。
[一言] また会えると良いですね!
2022/01/09 16:06 退会済み
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