第二話:急変
遅くなりました。第二話目です。
しかし、光輝は答えた。
「出か・・けた…」
隊員は息を飲んだ…
普通、実の子どもが急に倒れたら側にいてやるはずだ
なのにこの子の
母親ときたら…
隊員はもう1人の隊員と一緒に搬送毛布に少年をのせかえストレッチャーに少年を乗せた。
そして、救急車にストレッチャーごとのする隊員たち…
救急車の中で血圧を測ろうとした時だった・・・
「血圧測るよ〜」
隊員が光輝に問いかけても反応がない
「光輝くん?わかる?光輝くん?」
やはり反応がない…
隊員が循環のサイン(循環のサインとは、簡単に言えば息をしているか、していないかである)を調べる
「息はしてます」
と隊員は言った。
それから、バイタルサイン(血圧、脈、心電図、心筋図(痙攣などがあると、波形がでる))を調べ、バイタルサインは、今のところは正常だった。
隊員達が少年に痛み刺激を与え始めるが彼に反応はない。
隊員はPHSを取り出すと厚生年金病院に電話をかけると、
「南京救急隊です。11才男性、意識レベル300(意識レベル正称JCS、1桁は問いかけで開眼する、2桁は刺激で開眼、3桁は刺激をしても反応がない状態。200〜300は危険な状態)受け入れお願いします。」
そういうと、電話を切り
「厚生年金病院確認よし!」
と運転担当の隊員に伝えた。
運転担当の隊員はそれを確認すると
「厚生年金病院搬送開始!みぎよし!ひだりよし!後方よし!発進」
というと、サイレンが鳴り救急車が動き出した。
まだ光輝の意識は
戻らない…
レベル300の状態が続く…
光輝の額には脂汗が光る。
救急車の中には緊張の空気がはりつめている。
光輝の容態はまだ回復する面影さえなかった…
これからも、更新頑張りますのでよろしくお願いいたします