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君にまた逢う日まで  作者: 夜の黒猫
7/7

平穏

すみません、パスワードを完全に忘れてた上に、センター模試やら喘息の発作なんやらで更新全く出来てませんでした…

来てない間もたくさんの方が見てくださってたようで嬉しいです。

これから本格的に受験生なので更新スピードは落ちると思いますがよろしくお願いします。


コメントなどお願いします!

〜キーンコーンカーンコーン〜


やっと授業終わった〜。

あんな夢を見たからか結局体のだるさは取れなかったな…

まだ体育の授業がなかっただけマシか…


「詩織、帰ろう。今日は空手部の稽古も何もないんでしょ?」

「あ、美羽。うん、今日は完全にオフ!」


そう、私はあの事件のあと空手を習い始めた。

もちろん私は女子だから普通なら力では勝てない。

だから最低限怯ませて逃げるだけでもできるようにならないとと思って近くの道場に通いだしたの。

元々クラシックバレエをやってたからか重心の扱い方や足さばきは空手に向いてたみたいである程度の人には勝てるようになってきた。

まだまだ自分を守るのに必死で、大切な人を守れるほどじゃない…

けどそれでも1歩ずつ前に進めてる気はする。


「それじゃ、カラオケにでも行く?あんた今日ずっと体調悪そうだったし、このままあの家に帰っても余計辛くなるでしょ。少し気分を変えよう。別にカラオケじゃなくてもスイーツバイキングに行くとかさ。」


いつも、美羽はこうやって気づかってくれる。

実は空手を習うように勧めてくれたのは美羽なんだ。美羽は高校ではダンス部に入ったけどそれでもまだ同じ道場で稽古をつけてもらっている。

男の人と関われない私に、女性コースがある道場を見つけてきてくれた。

私はいつも美羽になにかしてもらってばかりで申し訳ないと思ってしまう。

なにか恩返しがしたいのだけど…



「どうしよっか、美羽はどっちがいい?」

「私はどっちでも。」

「私も。」

これもいつものパターン

「よし、じゃんけんしよ!私が勝ったらカラオケ、詩織が勝ったらスイーツバイキングね。」

「了解!」


「「ジャーンケーンポン!」」


美羽が勝ったからカラオケか〜


「駅前のとこでいい?」

「うんうん、3時間にしよー」

「OK!」

「じゃ、行こっか」









私は何も気づいてなかった

平和ボケしてたのかな

あの時気づいていたらなにか変わっていたのかもしれないのに…

変わりたいと思ってたはずなのに、その変化が新たな悲劇を生むなんて知る由もなかった



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