体力②
今日は初のスイミングの日だ。ベビースイミングということで、母親も一緒にプールに入るらしい。ということは、かすみの水着姿が見られるという嬉しい特権もある。レイちゃんを彩先生に預け、俺はかすみに連れられて、スイミングスクールに向かった。到着すると、何やら手続きをしている。辺りを見回すと、赤ちゃん連れの母親ばかりで賑わっている。俺は、かすみに抱かれ階段を下り、ドアの中に入って行った。
( こ、こ、ここは、、、)
ここは永遠の花園、男子禁制、夢の国、、、女子更衣室だ。裸のお姉さんが、いっぱいいる。下着姿の美女もいる。なんと、幸せな空間、、、と、いつもなら興奮するはずなのに、今日はあまり興奮しない。あるべきものが無いからだと分かった。俺も女子になっているのだった。
かすみが手際よく、服を脱がし、水着を着せてくれた。赤いワンピースで、ひまわりのような大きな花が何個か付いている。お揃いの帽子をかぶり、再び寝かされた。完全に女の子の水着だ。恥ずかしいが、俺が1番可愛いと思えてきた。今度は、かすみが着替えている。でも、寝転んでいるので、よく見えない。歯がゆい。すぐに着替えが済み、俺はかすみに抱かれて、プールに向かった。かすみの胸が、俺の顔に当たる。俺、もうそれだけで満足。泳ぎたくなくなってきた。
『ちひろちゃん、ママといっしょに泳ごうね。』
『ママ、大ちゅき』
かすみに抱かれたまま、水の中に入った。腰を掴まれて、ゆらゆら揺らされている。ときどき、ジャボーンと体ごと沈んだりして、スイミングというより、水遊びだ。なんとも、物足りない。だからと言って、ここでいきなりバタフライをしたら、ニュースになってしまう。俺はときどき、手を伸ばして、かすみの胸にタッチをした。楽しい。
体を反転させると、インストラクターの先生がいた。わお、ハイレグだ。俺は本能的に近寄りたくなった。3mくらい離れた位置に先生が立っている。かすみに体を押し出された。先生のところまで泳げばいいらしい。手足をバタバタさせて泳ぐがなかなか進まない。でも、絶対に1番になる。2番じゃダメなんですか。ダメなんです。1番になって、先生のお胸にタッチして、抱っこしてもらうんです。かすみの応援する声が聞こえる。頑張らないと。たかが3mにこれだけ体力使うとは、やはりスイミングにして正解だ。隣の男の子が、結構速い。男に負けるわけにはいかない。俺は全力で泳いだ。そして、先生の胸に飛び込んだ。嬉しい。
かすみが近づいて、俺を抱き、再び3mほど離れる。そして、また別の美人インストラクターの元に泳ぐ。これを何度か繰り返した。ここまで、俺は全部1番で泳いだが、最後の一回は、そうならなかった。向かいにいたのは筋肉質の男のインストラクターだ。やる気が起きない。スタートして、すぐに少しずつコースを曲げて、脱走を試みた。隣では幼児クラスの子達が泳ぎの練習をしている。そちらに向かって泳いだ。しかし、無駄な抵抗だった。すぐに他の先生に捕まった。もちろん赤ちゃんが泳いでいるのだから、誰も怒ったりはしない。みんな、にこやかに見ている。45分ほどのスクールは終了した。みんな、母親に抱かれ、水から出て行く。俺もかすみに抱かれた。女子更衣室に戻り、着替えて帰るのかと思ったが、俺は裸のままにされた。かすみも裸になり、俺を抱えて奥のドアを開けた。暖かい湯気が顔を包んだ。第二の花園。パラダイス。女風呂だ。おっぱいがいっぱいある。誰も隠さず体を洗ったり、湯に浸かっている。俺は生きてたよかったあと思った。かすみの膝の上で体を洗ってもらい、湯舟にも浸かった。俺は我慢できなくて、ゆみのおっぱいを吸った。
『ママ〜、ちひろ、のどかわいた。』
もう、なんの抵抗もなく「ママ」と呼べるようになっている。
『ちひろちゃん、がんばったね。お着替えしたら、ジュース飲もうか。』
『うん。ママ、大ちゅき。』
俺、かすみ無しでは生きていけないと実感した。
ロビーで、りんごジュースを哺乳瓶で飲ませてもらった。冷たくて、美味しい。俺は相当、疲れたようで、飲みながら眠ってしまった。
気がついたときは、部屋のベビーベッドの上であった。彩先生が俺が起きるのを待っていたようだ。
『ちひろちゃん、ずいぶん頑張ったようね。初めは仕方ないけど、気を失うほど、頑張りすぎてはダメよ。』
『はい。彩姉ちゃん。』
『素直でかわいい、女の子ね。』
俺は顔を赤くした。
『女子更衣室や女風呂でも、おとなしくしていたと聞いて、安心したわ。いいこと、ちひろちゃん、あなたもきれいな女の子になるのよ。』
『はい。彩姉ちゃん。』
『ルシファは、なかなか姿を出さないでしょう。でも、少しでも隙を見せれば、レイちゃんを拐いに来るはず。もし、そんなときは、レイちゃんに変わって、あなたが拐われなさい。そのために、赤ちゃんになり、女の子になってもらってるの。ただ、赤ちゃんプレイをさせてるわけではなくてよ。ルシファの手先があなたをレイちゃんだと思わせるためにも、輝くような美しさを身につけなさい。拐われて、魔界に入り、ルシファが現れたなら、思う存分、暴れていいわ。あなたの偉大な力を見せて、悪魔をこの世から消し去って。これが彩の作戦。』
ただ、楽しんでいるだけなのかと思っていたが、彩先生は、やはり凄いお人だ。ならば、その考えに応えなければならない。世界一の女の子になる。うん?待てよ。かすみ、レイちゃん、彩先生、すでに3人の美女がいるわけだから、世界4位でいいかな。




