第七章あらすじ&登場人物紹介
<あらすじ>
クリスたちは旅をつづけ、遂にアルカ地方の「大地の中心」と呼ばれる場所の近隣までたどり着いた。
そこで、かつて地下遺跡で出会ったラファリスとアコルドの二人と再会する。クリスたちと同じく「大地の中心」へとやって来たという二人を警戒しつつ、一行は二人と共に大地の中心を目指すこととなる。
辿り着いた「大地の中心」は、巨大な岩が鎮座する以外は何もない場所だった。クリスは落ち込むが、ラファリスに促され岩に触れた途端景色が一変し、気づいたら一人遺跡のような場所に飛ばされていた。
そこでラファリスに告げられたのは彼が「女神アリア」の化身であり、クリスに大地の力を継承させるためにこの場所へと誘ったという事実だった。
大地の力を解放すればクリス自身も反動で死ぬ可能性がある。そう忠告されたが、クリスは自身を犠牲にしてでも世界を救う決意をし、大地の力を手に入れる。
だが外に出た二人を待ち構えていたのはクリスをつけ狙うニコラウスと、ティレーネの体に憑依したルディスだった。
ルディスはアリアを葬り去ろうと集めた闇の力を解放しクリスは窮地に陥るが、アリアの護りによって九死に一生を得る。
駆け付けたアコルドによってニコラウスとルディスは撤退したが、クリスを守ったアリアは瀕死状態に陥る。クリスはアリアを救おうとするが、もう助からないとアコルドによって「ラファリス」の体は地の底に投げ捨てられ、女神アリアを失った大地は崩壊へと向かっていく。
これ以上の大地の崩壊を止めるためにはクリス自身が犠牲になるしかないと告げられ、クリスは迷ったがその方法を実行する為に、一人でアコルドの待つ王都へと向かおうとする。
だがその直前でクリスの行動を見抜いていたヴォルフに制止される。
そこでヴォルフが心からクリスを愛し、失いたくないと思っていてくれたことを知り、その想いに絆されクリスは自分を犠牲にすることを思いとどまった。
取りあえずアコルドから何か情報を得ようと、一行はユグランスの王都へとやって来た。
そこでルディス教徒の襲撃を受けるが、その直後ヴォルフの兄であるジークベルトと再会し、彼の屋敷へと匿ってもらう事となる。
そこでヴォルフはクリスを屋敷に残し、ニコラウスの指示を受けクリスを狙う吸血鬼と決着をつけようと目論み、リルカ、レーテと共に吸血鬼を討伐することに成功する。
屋敷に残ったクリスの方にもルディスの差し向けた暴徒が迫るが、ジークベルトの助力によって事なきを得る。
だが屋敷に戻ったヴォルフ達の元へアコルドが現れ、アムラント島が襲撃を受け窮地に陥っているとの情報を告げる。
一行は駆けつけた女神エルダの助力も得て、息つく暇もなくアムラント島へと転移する。
そこで告げられたのは、レーテの妹であるイリスが蜂起した武装集団に誘拐されたという事実だった。
<登場人物>
【女神アリア/ラファリス】
女神アリアは大地を守護する四女神の一柱であり、ラファリスはアリアが作り出した人間としての姿になる。
クリスに大地の力を託すが、ルディスの放った闇を受け止め瀕死の状態になった所をアコルドによって地底に投げ捨てられた。
【アコルド】
ラファリスと行動を共にする男。アリアと同じように神であり、周囲からは「調停者」と呼ばれている。




