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声が枯れるって大変よ

津島(つしま)「どうもお疲れ様です。底本(そこもと)さんに狂郷(きょうごう)さん」。底本は声が枯れている。


底本「どうしたんだ津島君。ものすごく声がかすれているぞ……」。底本は心配そうに尋ねる。


狂郷「そりゃあ底本さん、みちのくYOSAKOIまつりに参加したからに決まっているじゃありませんか」。狂郷は人差し指を立てて言う。


底本「みちのくYOSAKOIまつり? それってもしかして、この前狂郷が話していたやつのことか?」


津島「その通りですよ狂郷さん。僕は先日『みちよさ』に参加してきたんです」。カスカス。


底本「ん、『みちよさ』? それはいったいどういう意味でござるか?」


狂郷「それはただの『みちのくYOSAKOIまつり』の略称ですよ底本さん。考えればすぐに分かるでしょう」。ゲラゲラ。


底本「なっ、馬鹿にしやがって! 現代の若者は言葉を略したがるから困ったもんだ」。底本は憤慨する。


狂郷「略さないと俳句にできないでしょう」。ゲラゲラ。


底本「そういう問題じゃないだろう!」


津島「まあ、そういうわけで声が枯れてしまいました」


底本「ほう、よさこいってそんなに声枯れるの?」


津島「そりゃもう枯れるわ枯れるわ。めちゃくちゃ声出しますからね」


底本「へー、例えばどんな?」


津島「んー、『さー! 行くぞー!』とかですかね」


底本「なるほどー」


狂郷「底本さん、話半分聞いていませんね」


底本「あ、バレた?」


狂郷「当たり前でしょう!」


津島「僕も疲れているんで適当に話してましたよ」


狂郷「くだぐだじゃないか!」

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