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君にこの声が届いたならさ
未来はどこか変わっていたのかな
川のせせらぎの様に、愛を囁いていたのなら
君は僕を信用しなかっただろうね
流な星みたいに、願いを叶える力なんてないけれど
誰かを見守る、そんな光になれたらさ
なんかすてきじゃないかい?
僕はそう思ってた。
小指の先程度にも真実を込めなかった言葉たち
息を吸う様に吐いていたっけ
望んでなどいなかったのに、望まれてしまったからさ
望みを叶えてみせたかったんだ
成功はしなかった
失敗もしなかった
何事もなかったのだから、それ以上もそれ以下もない
僕はそれでもよかったのだから。
互いに利益が生まれるでもない事に、そこまで本気にはなれなくて。
妥協したのは、必然。
当然のごとく、それに罰はあって
そうならないで欲しい時ばかり、そうなっていく。
自業自得。
そんな事は知っている。
でも、八つ当たりしてしまうんだ。
どうしようもない
不甲斐ない自分の脆弱さに
憤慨してしまうんだ。
懺悔したところで
過去の行いは消えてくれない。
後悔したところで
現状を打開できるわけじゃない。
足掻いても変えられなかった現実を、
じっと見つめることもできない。
抵抗せず受け入れることはできない。
なにせそういう性分だ
仕方が無い。




