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詩集  作者: しおん
12/20

歩み。

ゆらゆら浮かんでいた私は、やっと地にたった。


前を向いて、足を進めるのだけれど、


どうも滑ってしまって進まない。


なぜ歩けないんだろうか?


がむしゃらに疑問と戦った。


そして一歩踏み出した時、それが答えだと知る。


やがて歩き続けると、スパッと道がなくなった。


真っ白な空白だけがただそこに在った。


けれど、そこに道は無いのでなくて、見えないだけなのだ。


後ろをみれば私の足跡があるように、一歩進めばそこに私の足跡がつき、道が生まれる。


最初はうまく足跡がつかないかもしれない。


でも大丈夫。焦ることはない。


隣を悠然と歩き去る人がいようとも、劣等感も羞恥心も、抱く必要はないんだ。


自分のペースで行けばいい。


歩くことをやめなければ、次第に道は見えてくる。


目指すところに進んでく。


そうして歩んだ道筋に、重い足跡はついてくる。


そうして歩んだ道筋を、誰かがそっと褒めてくれた。


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