11/20
砂時計。
落ちて 落ちて
はやく はやく
心の数がうまる前に。
逆戻りして
くりかえされる
きおくの海はガラスの中。
決まった時間をもどっても
かわりばえのない僕ばかり。
誰かがわらった無様だと
知ってる、知ってる。
わかってるんだ
後悔ばかりの人生なのに
ガラスケースにつめこんじゃって
あらあら大変。
誰もが過ぎ去る僕をわらっているのは知ってる、
わかってるんだ。
何処もかしこも何度も見たもの飽きたでしょう?
潮時だからしょうがないって、
諦めていた。
何処かに逃げ場はないか、走って探していても
変わらないな。
鼻歌から生まれた詩です。




