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AIアシスタントと行こう!異世界テンプレ記  作者: tomo
☆第1章 異世界サバイバル
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第8話 魔力

坂本が、心の叫びの声を上げている頃、

咲希も、自身のスキル”魔力の源”に触れて、

自身のスキルの確認をしていた。

彼女の身体を、温かいような、ぞわぞわするような、全く馴染みのない異物な感覚が駆け巡っている。


(うっ…なんだか、気持ち悪い…。不思議な感じだ…。)


咲希は、自分の感覚に集中していた。

(こう言うのって、最初は何となく感じていたものを、体内で循環させたりするのが定番だよね。試してみる価値ありだね。うっ…、循環以前に、情報の解像度が高すぎて酔う…。今は無理…、でも…。)


真鍋咲希、実はかなりのラノベ読者で、努力家でもあった。

そんな時、坂本が、


「ねえ、真鍋さんの方はどうだった?」


「あ、ええと、特に何か使える感じはしないわ。ただ、身体の中が、なんだか変な感覚がするの…。あと、何か複雑なの。」


「複雑?」


「そう複雑…。例えば、そこにある石なんだけど、”石”と考えれば、1つの物じゃない?、でも、一つじゃない感じがするの。」


「石を構成する原子的な感じ?」


「イメージはそんな感じかな。意識すると、全てがそんな感じで、ごちゃごちゃしてるの。もちろん坂本君もよ」


「そうか。じゃあ、『魔力の源』も、チートぽいけど、今すぐには使えなさそうな感じだね…。」


坂本は、そう結論付けた。

二人は、スキルを授かったという事実に希望を持ちつつも、「今すぐ使えなさ」に、大きな失望を覚えた…。


「頼れるのは、結局、このナイフと、私たちの頭脳だけみたいね」


「ああ。少なくとも今は…。」


二人は、気持ちを切り替え、川沿いをもう少し探索することを決め、再び歩き出した。


森の奥から、獣の咆哮が聞こえ、ビビりまくる、二人のサバイバルは続いていく。


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