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AIアシスタントと行こう!異世界テンプレ記  作者: tomo
☆第1章 異世界サバイバル
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第2話 あなたは誰!?

うっすらと瞼をあけた、真鍋の視界を最初に捉えたのは、見上げるほどに高く、太い木々の枝葉が織りなす濃密な緑の天蓋だった。

太陽の光は、その厚い緑のフィルターを通り抜け、弱々しく、森の地面に降り注いでいる。


「う、うぅん…」


全身が鉛のように重い…。

体中の関節がきしみ、石畳の上に寝転がっていたかのように、背中が痛む。

真鍋はゆっくりと身を起こし、周囲を見渡す。

そこは、見渡す限り、深い、深い森の中だった。

東京の、手入れされた公園の森とは違う。

人が踏み入ることを拒絶するかのような原生林。

湿った土の匂い、腐葉土の匂い、そして、名も知らぬ花や草の、甘いような、苦いような匂いが混ざり合って鼻をつく。


「な、なんで…どうして私はここに…?」


彼女が最初に感じたのは、違和感だった。


(…え、何…?声が…?…私の声じゃ無い…!?)


真鍋は慌てて自分を観る。


体を覆っているのは、学校の制服でも、部屋着でもない。

ゴワゴワとした、粗末な麻布のような生地の服。

膝には土がつき、袖口は何度も補修された跡がある。


(何!?、どうなってるの!?)


つい数分前まで、彼女は高校の教室にいた…。

クラスメイトと笑い、午後の退屈な授業の始まりを待っていたはずだ。

それが一瞬で、この、見知らぬ森の中に放り出されている…。


(夢?悪い夢だわ、きっと。すぐに目が覚めて、自分の部屋の天井が見えるはず…。)


真鍋は目を固く瞑り、深呼吸を試みた。しかし、吸い込む空気は、彼女が知る日本の空気ではなかった。全身にまとわりつく湿気と、野性的な匂い。

恐る恐る目を開ける。

景色は変わらない…。


(…な、なぜ!?、あっ…。)


そして気付く、自分の少し前に横たわる、もう一つの人影に。


「…。」


真鍋に恐怖がよぎる…。


(死んでるの…!?、いったい何?…、…獣に襲われたの!?)


身を伏せ改めて周りを観察する。

(ど、どうしよう…。)


再度、人影をよく観る。


倒れているのは、少年…?

彼の着ている服は、真鍋とよく似たゴワゴワとした麻の服。

ボロボロで、汚れている。

短い茶髪で、身長は175cmほどで、細身ではあるが、鍛えられたような筋肉が感じられる体つき。西洋風の整った顔立ちで、映画に出てくる若き旅人のようだ。


「ん…うぅ…」

呻き声とともに、少年がゆっくりと目を開けた。


真鍋はとっさに、木々の隙間に身を隠し観察を続けた。


「……。」

「なぜ…?、さっきまで教室に…。」


(えっ、教室!?。…もしかして…、坂本くん?坂本君なの!?)


真鍋は、恐る恐る、その少年に声をかける。

「あ、あの…。」

暫し、無言で見つめ合う2人。


「………。」


少年は、数秒間、ぼんやりと空を見上げた後、何かに気づいたのか、目を見開き。


「えーと、もしかして真鍋さん?」


そして、頷く目の前の美少女の姿を見て、二度目の驚愕に襲われた。


「ほ、本当に、真鍋さん…なんだ…?」

「でも、なんで…!?」


真鍋咲希。

その姿は、一瞬、誰もが息をのむような美しさだった。

彼女の髪は、腰までの艶やかな黒髪ではなく、肩までのサラサラとした、薄い緑かかった銀髪。その肌は驚くほどに白く、大きな瞳は、どこか慈悲を含んだように優しく、儚げな美しさを醸し出している。妖精を思わせる、清楚な美貌。

しかし、着ている服は、粗末な麻の服で、そのコントラストが異常な現実を物語っていた。


「それは私のセリフよ、坂本君!あなたこそ、何その顔…!?髪も、目の色も、顔立ちも、別人じゃない!!」


そして、真鍋は限界突破してゆくのだった…。


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