表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/103

【第99話:崩れゆく要塞】

「走れ! 走れ! 床が抜けるぞ!」


崩壊するクリスタル・アークの中を、カイ、リリア、エルナの三人が疾走する。

爆発と炎が迫る。


「出口はどこ!?」


「あっちだ! 疾風ゲイルがいる!」


甲板の端。

無事だった飛竜『疾風ゲイル』が、瓦礫を避けてホバリングしている。


疾風ゲイル! ありがとう、待っていてくれて!」


エルナが叫ぶ。疾風ゲイルは嬉しそうに鳴き声を上げ、翼を広げて迎え入れる準備をした。


「跳べぇぇぇぇッ!!」


三人は空へと身を投げ出した。

背後で、巨大な空中要塞クリスタル・アークが大爆発を起こす。

爆風が三人を押す。


「きゃあああ!」

「うおぉぉぉ!」


空中で飛竜『疾風ゲイル』の背にしがみつく。

間一髪。


「……助かった……」


カイは飛竜『疾風ゲイル』の上で深呼吸をした。

青い空。白い雲。

そして、隣にはリリアとエルナがいる。


「終わった……のか?」


「ええ。終わったわ」


リリアがカイの顔を覗き込む。

その顔は煤だらけで、涙の跡があって、最高に情けなくて、愛おしかった。


「……カイ。ありがとう」


「礼を言うのは俺の方だよ。ありがとう……生きててくれて。」


二人は空の上で、強く抱き合い、喜びをかみしめた。

下界では、生き残った人々が空を見上げ、歓声を上げているのが見えた。



最終章:静寂を砕く者たち 【完】

最後までお読みいただき、ありがとうございます!


少しでもお楽しみいただけましたら、

広告の下にある 【★★★★★】 を押して応援していただけると、執筆の励みになります!


↓↓↓ 広告下のこちらより ↓↓↓

(※感想もお待ちしております。)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ