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5月の思い出  作者: りえ
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5月の思い出

外に出てみると、冬に比べるとかなり人が増えてるな。


そんなことを思いながら、街の中を歩いている。


精神的な病を患って10数年。

薬を飲んだり、療法を受けたり。

フルタイムの仕事をしたこともあったけど。

今は無理のない範囲での働き方や療養しながらの生活だ。


もう少し早めにこういう生活に切り替えていくべきだったかな。

診察してもらいだした頃はどうしてただろう。

家族のことや将来のこと。

年代的にも、悩んでだったかな。

無理せず治療に重きをおくことを早くから始めていたら良かったのかな。

答えはわからない。


でも病をクローズにしていた10数年は決して辛いことばかりでは無かったようにも思う。

休日にいろんなことに取り組んだり、人と繋がれて良かったようにも思える。



学生時代や社会人になってからの悩みや傷も今は川の流れの中に流れていっているように感じる。


自分が壊れてたのは、無理をしていたからだとこの数年で実感する。


実家の家族のサポートのお陰でもあるので恩返しをしていきたい。

そういう治療生活を送っていけたらと考えている。


天気のいい日は外に出てもいいけど。

お部屋で過ごすのも大事なことに思う。


街を歩いているだけでも、世の中に関われてるように思えるくらい。


いのちやこころの方が大切だと思いきれる時期に入れて良かったように思う。


昔助けてくれた方や今も関わってくれたり助けてくれる方にも、感謝して過ごしたいと思う。


家族や友人を大事にしていきたい。

周りの人にも感謝している。


少し早いかもしれないが、余生を静かに送ろうと思う5月のこと。

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