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勇者先生 ~教え子が化物や宇宙人や謎の組織と戦っている件~  作者: 次佐 駆人


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43章 → 44章

―― 惑星???  とある居住空間


「各惑星の状況はどうなっている、ズワウルよ」


「はっ。9カ所のうち、都市部を陥落せしめた惑星は2つにございます。思いのほか銀河連邦の対応が早く、しかも『オメガ機関』の配備が早かったようで」


「ふむ……。だがこちらはいつでも戦力を送り込める。奴らはその9カ所を常に警戒し、動くことができない。となれば、わかっておるな?」


「はっ。こちらはすでに120の艦艇、そして300の胞体を揃えております。いつでも手近な惑星を導師様の支配下に置くことが可能です」


「うむ。モンスターは一度地上に広まってしまえば完全な除去は不可能となる。すでにダンジョンができている惑星ならなおのこと。そこにモンスターを送り込めれば我の意のままよ」


「問題は『奴』となりますが、そちらの情報はまだ入ってきておりません。地球に何度か偵察を送っておりますが、すべて音信不通になっております」


「それくらいはするであろうな。『奴』は決して侮ってはならぬと、余の記憶が言っておる」


「とすれば、こちらの動きを嗅ぎつける可能性も……?」


「あるであろうな。『奴』は奇妙な感覚を持っていて、なんの裏付けもなくこちらの動きを読んでくる時がある」


「それは私も感じております。しかしそれでは打つ手がありません」


「なんの。読まれても結局『奴』は正面からぶつかることしかせぬ。それですべてを粉砕して来たのだから当然だが」


「では、そのつもりでこちらも正面から迎え撃つと?」


「そうだ。小細工して読まれるくらいなら、計画通りに進めて『奴』を待ち構えていたほうがよい。余の力も以前より遥かに増しておる。万全の態勢で迎え撃ってくれよう」


「では、むしろ『奴』をこの地に誘導するようにした方がよろしいのでしょうか」


「必要あるまい。『奴』は必ずここを嗅ぎつける。放っておいてもここに姿を現わそう」


「かしこまりました。では私は、手筈通りに惑星をいくつか落として参りましょう」


「うむ。お前が星を落とせば落とすほど余の力は強まる。非常に重要な任務である。心してかかれよ」


「ははっ!」




「これで餌は揃った。あとは『奴』がここへ来るのを待つのみ。この魂に積もれる怒りと悲しみと、そして支配への渇望。すべてを解放する日も近い……クク、クククッ」

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