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勇者先生 ~教え子が化物や宇宙人や謎の組織と戦っている件~  作者: 次佐 駆人


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20章 → 21章

―― 九神総合病院  特別病棟 301号室



「……ここは? ……あら、世海ちゃん……大きくなった……のね」


「……っ!? 碧お姉様! 目をお覚ましになったのですわね……っ」


「……そう……ね。ここは……病院……?」


「はい、九神の病院ですわ。よかった、碧お姉様が生きていて……私……うぅっ」


「まあ……そんな……泣かなくても……。でも、私も……長い夢を……見ていたみたい……」


「はい……はい、きっと長い夢だったのですわ。性質(たち)の悪い何者かに見せられた夢だったのですわ」


「ふふ……世海ちゃんらしく……ない言葉……ね。ところで、私は……助けて……もらったのよ……ね?」


「ええ、そうですわ。私たちがあの下衆な男のところに乗り込んで、すべてを清算させたんですの。あの男は叩き潰してもらいましたから、お姉様は安心なさってください」


「そう……。彼は……恐ろしい……人……だったわ。お父様も……お父様は……無事なの?」


「ええ、無事ですわ。ただすぐには会えないかもしれません。色々とありましたので……」


「……そう。いえ……なんとなく……分かってます。あの男が……お父様を……いいように……使っていたのは……」


「お姉様……」


「そう言えば……世海ちゃんの……先生っていう方が……直前に……来た気がするの……。夢だった……のかしら?」


「先生? 相羽先生が碧姉様のところに?」


「相羽……確かにそう……言っていたわ……。カーミラ……さんと一緒に……。カーミラさんは……無事なの?」


「ええ、あの女性でしたら相羽先生のもとにいるはずですわ」


「そう……。ずっと……私を支えて……くれていた(ひと)だから……。お礼を……言わないと……」


「そうだったのですね。姉様が回復すれば会いに行けると思います。今はまず身体を元に戻さないといけませんから」


「身体……その相羽先生は……戻ると言っていたけれど……」


「腕も足も元に戻っていますから大丈夫ですわ。筋肉さえ戻れば元のように生活できるようになるそうです」


「腕と……足……本当に……戻っている。うぅ……これが……夢なら……覚めないで……」


「大丈夫ですわ、すべて現実のことですから。ですから今はお身体を治すことだけお考えになって」


「ありがとう……。ふふ、皆の顔を……早く……見たいわ……。藤真さんも……近くに……いた気が……する」


「あっ、私としたことが、嬉しくてつい一人で話をしてしまいました。今皆を呼んで参りますわね。きっと皆喜びますわ」

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― 新着の感想 ―
[一言] うんうん 良かった良かった それは兎も角、藤真氏が近くにいた…って、どのタイミングの事だ? いや、クゼーロとは面識無かったはず?だから救出作戦の時かな? となると普通に藤真氏が気になってる…
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