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「まさかこんな時にイヤイヤ所属していたトライアスロン部で培った技術が役に立つとはな・・・」
コンビニでカードを買って急いで帰路に着いていた俺はそんな事を愛用の自転車に乗りながら呟いた。
人生何があるか分からないものである。
そして、それは今から起こる出来事にも共通していた事なのだが・・・
「なんだ、あの子・・?」
自転車をこいでいた俺の目にふと映ったのは、一人横断歩道前に佇んでいる(ロリコンでない俺でさえもつい視線を釘付けにしてしまうほどの)可憐な長い金髪を持つ小柄な美少女だった。
年は11,12歳あたりだろうか?横断歩道をのんびり歩きながら何やら周りを興味深そうにキョロキョロ眺めている。
その仕草がまたかわいらしく、つい減速して横目で眺めていたが、
「やっべ、今そんなことしてる場合じゃなかったな・・」
本来の目的を思い出し、俺はスピードを上げるため、彼女から視線を逸らそうとした--次の瞬間。
俺の視界が少し離れた位置でそれなりにスピードを出して走行している大型トラックを捉えた。 そのまま視線を外そうとしたが、俺はあることに気付き、もう一度振り返る。
(これってかなりヤバいんじゃないのか・・・?)
ここは交差点になっていて、曲がり角がかなり見えづらい。トラックのヘッドライトと距離から推測して、あのトラックは4、5秒後には左折するだろう。そして曲がったすぐ先には横断歩道がある...そう、今あの少女がいる横断歩道が・・・!
よく見てみると少女はワイヤレスイヤホンをつけていて、トラックが近づいていることにも気づいていないようだ。しかも向かってきているのは運転席が高い位置にある大型トラック。あの少女程度の身長ならば運転席からはほぼ見えないだろう。
・・・つまり、事故が発生するような環境が揃ってしまっている・・!!
そこまで状況を把握した俺は、自転車を乗り捨て、少女の方へ走り出した。
ただひたすらに、ただがむしゃらに。
トラックはもうすぐそばまで来ている。もう時間がない・・・!
(もう二度と、あんな光景は見たくないんだよ・・・!!)
心の中でただただそう思いながら、俺が急に駆け寄ってきたことに驚き、目を大きく見開いてる少女に手を伸ばし、そして・・・!!!
俺に突き飛ばされた少女が歩道に押し返され、歩道沿いにある住宅のブロック塀にぶつかり、そのまま塀に寄りかかってへたり込むのを視認したのと、少女に代わって今道路に立っている俺の体に冷たい巨大な鉄の塊が押し付けられるのはほぼ同時だった。
(良かった・・・ 何とか守れた・・・)
(・・・ゲームやりたかったなあ… ま、いいか)
(強く、生きろよ・・・俺の分まで・・・)
そこで俺、江島 迅の意識と人生は途絶えた。
皆さんこんにちは。 てゆうかお久しぶりです。甲藤ショウです・・・
まずは2ヶ月近く何の音沙汰もなかったことをこの場を借りて謝罪させていただきます。
本当にすみませんでした・・・
色々と不幸が重なりまして(PCクラッシュ、仕事による多忙化、etc...)・・・ここまで遅くなりました
今は少し落ち着いてきたので、これからは1,2週間に1話くらいの頻度で投稿出来ると思います
なので、これからも温かい目で見守ってください・・・
それと、ブックマーク登録、この作品を評価してくださった方、本当にありがとうございました!!
まさかこの作品が評価されるとは思わず、見た時、心からこみ上げる喜びを感じました。
期待に応えられる様、甲藤ショウはこれから精一杯活動していきます!!!
それでは今回はここまで!! どうもありがとうございました!!