お昼寝
めったに開けない家の窓を偶然開けて見つけた素敵な光景。
それは隣の家の屋根で昼寝をしている白ネコさん。
あなたはいつも気持ち良さそうですね。
見ているだけでとっても癒されます。
きっとここは、誰にも邪魔されない秘密の場所なんだね。
だけどごめん、こっそりのぞいてしまって。
でもあなた気持ち良さそうに寝ているから、
こっちに気づいてないみたい。
じゃあね。また明日。
次の日、私はまた同じ時間に窓を開けてみた。
今度は昨日の白ネコに続いて、黒ネコが仲良く昼寝してます。
あれ、ここは白ネコさんの秘密の場所ではなかったの?
でも黒ネコさんもいっしょに寝ていると言う事は、
なかよしなのね。
あぁ、それにしてもなんてかわいい光景なんでしょ。
私がこっそりのぞいている事はまだ気づいてないみたいね。
次の日、またまた同じ時間に窓を開けてみた。
今度は、白と黒のネコが2匹ずつ。
そのうちの2匹は子猫かな。
サイズが小さい。
仲良く4匹が昼寝をしていた。
よっぽどこの場所が、居心地がいいのね。
でも、やっぱり私がのぞいているのには気がついてないみたい。
そうだ、あまりにも可愛いので写真とろうかな。
毎日、昼寝中をのぞいてばかりで悪いもんね。
これをとったら、もう明日からのぞかないからね。
私は、慌ててスマホを持って来た。
窓をのぞくと相変わらずネコ達は、気持ちよく昼寝をしていた。
よしとるぞ。
あれ、なんで?
カメラ越しに見ると、1匹もネコが写ってない。
でも、目の前には確かにネコの姿。
私が見ている物はなに?
私はどうしても目の前のネコ達の正体を確かめたくて、
家の前から身を乗り出して、屋根に飛び移ろうとした瞬間、目が覚めた。
あれ、今度は私が屋根の上にいた。
うわ、いい眺め。 その時、となりの窓がこっそり開いた。
誰かが自分を見ているようだった。
ねえ、こっちへおいでよ。
一緒にお昼寝しませんか?
私はにっこり笑って窓を見た。




