二話
どうも! えー、大幅改稿3作目になりますね。本作品も2ヶ月の間投稿してなかったなんてクソみたいな扱いでしたが、これからは、「最強魔王のまったり魔法生活」と「大型人事異動があると聞いていたけど、まさか自分の異動先が弱小プロ野球チームのGMだとは・・・・・・」をメインにし、本作をサブとして書き進めていこうと思います。ご愛顧よろしくお願いします。
「それで? なんでこんなよくわかんないところに俺はいるの?」
「当然じゃないですか! おじさんはこれからシャラ達を助けてダンジョンを作るのですよ!」
「うん? お前らを? 助けるために?」
「はい!」
「俺が? ダンジョンを作るの?」
「そうです!」
「・・・・・・どゆこと?」
<><><>
俺はこれから排泄をできない身になった。
トイレがうちにはない。いや、亡くなった。昔はあったのに。今はもう違う。どんなことがあっても俺を温めてくれたあの便座はもういない・・・・・・
「なんでだぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!」
「何がですか!」
その真犯人であるプチ思春期ことシャラが俺に突っ込む。あ、いや、性的な意味じゃなくて。そうなる場合突っ込むのは俺だ・・・・・・って何言わせとんねん。
「なんで俺がテメェラなんかにダンジョンなんて作んなきゃいけないんだよ・・・・・・いや確かにそういう感じの遊具は作ったけどさ・・・・・・」
「なんだかうじうじしていけ好かないですねっ・・・・・・頼むです! この通りです! どうかシャラ達に・・・・・・いやっ、私たちに力を貸してくださいです! おね・・・・・・がい・・・・・・」
シャラは泣いていた。ただひたすらに頭を下げ、泣いていたんだ。
「はぁ。俺は女の子を泣かす趣味はないんだから。頼むから頭を上げてくれ。話ぐらいは聞いてあげるから」
「マジスか! あざーっす!」
シャラは泣いていた。ふりをしていた。
結論から言おう。こいつ、腹黒いわ。
しかし、その話とやらはかなり重かった。
「シャラは・・・・・・私は魔王の娘なんです。でも、血は繋がってないのです。
魔王は自分の身を守るために、魔物や罠を使ってダンジョンを作ってるのです。でも、義父さんは病気になってしまって、ダンジョンを作れないのです。だから、私が作るはずなんですが、血を引いてないのでダンジョンを作るための魔力や、その知識がないのです。
だから、お義父さんにそのことを言ったら、召喚することを勧められて・・・・・・」
「その時に選ばれたのが、俺だったと?」
「その通りです」
要は、自分にダンジョンの作り方なんかを教えてくれと。なるほどな〜、これが本当だったならかなり手を貸してもいいように思えるんだけど・・・・・・
「よし! 信じてあげよう。俺は君にダンジョンの作り方なんかを教えてあげよう」
「マジっすか! さすがっす! おじさん・・・・・・いや、名前はなんっすか?」
「変わりようがすごいな・・・・・・
俺の名前は倉橋琢磨だ。タクマでいいぞ」
「タクマ先輩! これからよろしくっす!」
しょっぱなから先輩かよ。ノリが軽いなぁ! くそっ、幼女のくせに・・・・・・
「今何か失礼なこと考えませんでした?」
「いいや? 全く?」
「フゥン。そうですか」
いやぁ、勘が鋭いなぁ・・・・・・思わず焦っちったよ。
「あ、そういえば俺はダンジョンの作り方は教えられるが、魔力はどうすんだ? お前ないんだろ?」
「あ・・・・・・」
うん・・・・・・?
何その反応。え、これってあれかな? 若い子の言う『フラグ』ってやつかな?
だとしたらあれだなぁ、『考えてなかった』という七文字だけは考えちゃだm
「考えてませんでした・・・・・・」
「うぉうビンゴ・・・・・・」
僕はロリコンじゃありません!!!