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ビギニングヒーロー  作者: ろけっと
7/13

過去の夢

徐々にペース上げたいな(願望)

・・・・・


熱い、痛い、怖い、街は火に包まれて廃墟と化した。俺は、母さんとはぐれ一人ぼっちだった。母さんを探して廃墟と化した街を彷徨う。ここは地獄だ、足元にはヒトガタの何かが転がっている。獣が泣くような声が聞こえる心細い・・・このまま俺も死んでしまうのだろうか?・・・しにたくない


少年がふらつきながら歩いていると、すぐ近くで轟音が鳴る。少年の前に黒い何かが飛んできたかと思うと少年は、その余波で吹き飛ばされる。少年の前には黒いナニカがいた。その存在は少年を見るや否や少年に向けて手を伸ばす。本能で理解した・・・この手に捕まれば自分は死んでしまう、だが少年の体は恐怖で動かない。そのまま黒いナニカに捕まれるかと思った瞬間、紅い何かが通り過ぎ黒いナニカが吹き飛んだその際黒いナニカから少年へと降りかかる。むせ返るような鉄の匂いだったそこで少年の意識は途絶え最後に見たものは・・・・・


手には不相応な銀色の手甲を見る身につけ、紅く長い髪をたなびかせる女性だった。




返り血・・びて・・っていま・・・・子さ・・・事です。

高人・・・よ・・た。本当にあ・・・う、本・・あり・・・

この声は母さん?

『おかあさん?』

『高人!?良かった。本当に良かった』

母さんは俺を強く抱き締めた。

『おかあさん痛いよ。』

『高人、どこか痛いところとかない?怪我したところとかない?』

母さんが心配して来るでもそれよりも気になったことは、

『おかあさん、あのね、僕黒いお化けにあったのけどね赤い人がね黒いお化けをどっかーんてしたの。』

母さんは俺を話を聞くと泣きながら、

『高人はね。ヒーローに助けられたのよ、そのおかげでお母さんとまた会えたんだよ。』

ヒー・・・ロー?

『おかあさんひーろーって?』

『ヒーローはね?戦えない人を助けてくれるすごい人よ。』

ふと周りを見渡すと他にも自分と同じように救助された人がいて、再会を喜び涙を流し、そして笑顔に、なっている人たちがたくさんいた。


ヒーロー、すごい。僕もあんな風に・・・


『おかあさん。僕、ヒーローになりたい!。僕もヒーローになってみんなを・・・』


思い・・・出した。これはあの時の、俺を助けてくれた憧れの


「うっ。こ、ここは?」

目を覚ますとそこは病室のようだった。意識が定まらず、頭がクラクラする。それに身体中の節々が痛む。足に何やら柔らかい感触を感じて見てみると、ベットのすぐ隣の椅子に座り苗さんが眠っていた。そしてその隣には、

「ようやく目が覚めたみてーだな。ガキ。」

郷田さんがいた。

そこで意識が覚醒し、全てを思い出した。あの時、俺は才能開花薬を投与し、その後信じられないような激痛が身体中に走って・・・そこからの記憶が全くない。だが今こうして目が覚めて生きているということは・・・

「郷田さん。おれ・・・」

「おめでとう。第一段階は成功だ。才能開花薬を

投与してお前は生き残った!これからはお前は俺の事務所の一員だ・・・ヒーロー柿崎高人!!」



暫くして、俺は一週間もの間眠っていた事実を知った。苗さん曰く、薬が適合するまでにこれほど長い時間がかかった事例はほとんどないそうだ。

学校を無断で休んでいることに気づいたが、苗さんがヒーロー活動の一環として申請を出してくれていたおかげで出席日数には影響が出ないことを知り安堵した。

それに家族へも連絡もしてくれていたらしく苗さんには至れり尽くせりだ。

だが、何よりも驚くことは一週間も寝たきりなのに体が動かしにくいどころか寧ろ調子がいいことだ。

おかげで検査をして即退院できるそうだ。


「はい。高人くん、どうぞ。」

「ありがとうございます。」

今俺は、苗さんには見舞いの果物を剥いてもらったいるところだ。

「いやー。高人くんあんまりにも目覚めないのでもうダメかと思っちゃいましたよ。でもこれで私にもついに後輩ができたんですね!!苗先輩とか苗さんとか好きな呼び方で構いませんよ。高人くん。」

「お騒がせして申し訳ありません。」

検査も落ち着いたし本題に入らせて貰おう。ずっと気になったてたし、

「苗さん、僕は才能開花薬に適合したんですよね。」

「ええ。だからこうして生きてるんですよ?なんでそんな事聞くんですか?」

「いや、特に超能力みたいなものを使えるようになった気はしないですし僕の開花した能力ってなんなんだろうと思って。」

「それなら、郷田さんが準備してくれてますよー。正式にうちの事務所に所属しましたし、やることは山積みですよ。」

「やることって?」

「それはですねぇ〜「苗、仕事に戻るぞ。」えぇ!?まだ高人くんに色々教えてる最中だったんですけど・・・」

どうやら急ぎの用事らしくきょうはここまでらしい。

「高人。明日退院してすぐにお前の才能について調べる。準備しとけ。」

「高人くんまたあしたぁぁぁ。」

そういうと苗さんを脇に抱えて出て行ってしまった。

「は、ははは。また明日よろしくお願いします。」


色々忙しいんだろうな。ん?電話来てる。

「もしも「高人!?おめー電話も出ねぇし今まで何やってたんだよ!!」お、おう。すまんヒーローの活動の一環で。」

凛太朗だった。てかめっちゃ怒ってる。

「1週間も連絡返さねーでよ。」

「悪かったよ。」

「次から連絡くらいしろよ。お前のぶんまでノートとってんのきついんだぞ。」

「サンキュ、サンキュ。一通り終わって落ち着いたら、飯でもおごるよ。」

なんやかんや、俺のこと心配してくれるしやっぱ面倒見のいいやつだな。

「ラーメントッピング全部だかんな。」

「おう。」

そう言い電話が切れる。


明日は俺の能力についてわかるのか・・・強くてかっこいいのがいいな。

あるいは・・・あの夢に出て来た。紅いヒーローみたいな・・・










次回!!主人公の能力が明らかに!!!

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