表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/111

プロローグ

 古来より、魔法は才能のある者の技であった。

 体の中に魔力を宿し、魔力を操り、魔法となるべく構造を与え、体外に放出する。

 これらの技術を生まれながらに有する者の特権であった。

 当然のことながら、魔法を操れる者と操れぬ者との間には、大き過ぎる力の差があった。魔法を操る事ができる、それだけで日々の生活に明確な差が出来る程に。

 更には、魔物から身を守ることすら魔法を操れる者に依存した。

 いや。

 そうするしか方法がなかった。

 なぜなら、魔法を操ることができぬ者には、最弱の魔物である「ゴブリン」でさえ倒すことがままならないのだから。

 そうやって、この世界で人類は生き延びてきた。

 

 ーー魔物の王である『魔王』討伐でさえ魔法に頼って。


 1000年前、ある者がそれを作らなければまだそんな時代が続いたかもしれない

 魔法に頼ることを良しとしない者達が。

 トルナンド・リッカーマンドとその考えに共感した者たちは、魔力に頼らず魔法を使わず魔物と戦う術を探した。

 彼らはそれを星術と呼んだ。



 それから1000年経った現在。

 何度目かわからない『魔王覚醒』が起こった。同時に、『勇者』が神に選ばれ、魔王討伐へ向かう。

 はずだった。

 神に選ばれた『勇者』はいつまで経っても現れることはなく。

 神はその他の手段を使って人類を救う素振りを見せなかった。

 それでも神を信じた国王が、勇者が現れるまで人類が魔物と戦う手段を得ようと、以前からあった魔法星術合同研究機関『ラザベイ・ラボトリー』に研究を依頼した。

 ーーそして

 『魔王覚醒』から2年、人類の生存範囲が高い壁と強力な砲台に守られた王都セントラルのみになった頃。

 勇者が、現れた。

読んで頂いてありがとうございます。

次回から本格的に話が始まります。今回期待した方すみません。

頑張って書かせて頂くのでよろしくお願いします。

出来るだけ早く更新します!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ