そして物語は始まる
いつか書きたいなぁと思っている話の、プロローグ的な話を詩にしてみました。
火が舞い 水は散り
風は荒れ狂い 土が踊る
古の時代 魔法と呼ばれた力
生まれ持った力をふるって放つ
誰もが褒め称える
すごい力だと
私は旅に出た
色んな場所で たくさんのものに この力を見せつける
称賛されると疑わなかったのに
そこにあったのは 恐怖
あなたは教えてくれた
誰も教えてくれなかった 大切なことを
あなたは愛してくれた
娘として愛してくれた
何も教えてくれなかった 本当の親よりも
それなのにあなたは
先に逝ってしまうのね
教えてくれたよね
魔法だって万能じゃない
死者は生き返らない
私は一人に戻って 旅に出る
空虚な心の目的探して
弱いくせに一人で戦うキミに会ったの
この世界は俺が守るんだと 夢を語るキミに
へっぴり腰が何を言っているんだと
どうでもいい奴のはずなのに
なぜか目を離せない
ついていってみようか
これは予感
何かが見つかる そんな気がしたの