お風呂にて
「はぁ〜生き返るわ〜いい湯ねこれ〜」
お湯に浸かりくつろぐフレア。
3人はホテルの大浴場に来ていた。
時間帯が少し遅かったのか貸切状態となったお風呂に入る3人。
「いいお湯ですね〜」
気持ち良さそうな声を出す2人はかなりくつろいでいるようだ。
「フレア〜このお風呂広いね〜」
大きなお風呂にテンションが上がるネナ。
少しの間ふつうに入っているとお風呂で泳ぎだした。
「ダメよ〜ネナ〜お風呂で泳いじゃ〜」
もはや注意する気も起きないほどお風呂でくつろいでいるフレア。
声がふにゃふにゃになっている。
「いいじゃん〜人いないし〜」
軽く泳いでフレア達の元に来たネナ。
「ほんと気持ちいいですね〜」
「そうね〜今日1日の疲れが取れるわ〜」
体を楽な姿勢にする3人はのんびりとお風呂に浸かる。
「ほんとシキには感謝ね〜まさかこんないいホテルに泊まれるなんてしかもまだもう1日あるんだものね」
「明日はどこ行きましょうか〜?」
お風呂に入りながら明日のことを話すフレアとシキ。
「……えい〜」
仲間外れにされたのを拗ねたのか手でお湯を飛ばすネナ。
「キャ! やったわね! お返しよ〜」
フレアがお返しに手でお湯を飛ばすが狙いが定まらずシキに当たる。
「わ! やりましたね〜」
3人でお湯の掛け合いになるとネナが距離を取りスケルトンを水鉄砲の形にしたものを召喚する。
「くらえ〜! 水鉄砲〜」
「あ! ずるいわよ! ネナ〜!」
ネナからの水鉄砲を避けられない2人。
するとシキが風の魔法で波を作り反撃をするとフレアは小さいファイヤーボールを作り衝撃を起こしたお湯をぶつける。
「わ〜流される〜」
「水鉄砲のお返しですよ〜」
そんな風に遊んだ3人はしばらくして露天風呂に向かった。
「露天風呂〜……寒い……」
露天風呂と繋がっている扉を開けると外の空気が入ってくる。
「寒いですね……」
「早くお湯に入るわよ!」
少し冷える夜の空気を感じながら急いでお湯に浸かる3人。
「助かった〜南の島でも夜になると寒いね〜」
「そうね〜でも景色綺麗ね!」
夜の街が見える露天風呂。
街の奥には山も見えかなりいい景色が広がっていた。
「今は夜だから見えませんが朝なら海も見えるみたいですね〜」
「じゃあ明日の朝も入るしかないわね!」
そんな話をする2人をよそにネナは泳ぎ始める。
「こら〜露天風呂でも泳ごうとしない!」
「いいじゃん〜誰もいない……」
ネナ達は誰もいないと思っていたがネナが後ろ向きに泳いでいると何か柔らかいものに当たる。
「おいおいなんだよ? 気持ちよく寝てたってんのに」
「あれ? 店長?」
「お? お前らは……昼間のやつか〜なんだお前らもここに泊まってたのか?」
どうやら店長もネナ達と同じホテルに泊まっているようだ。
話を聞くとお店を数日開けるからその間の管理の仕事を引き受けたらしい。
その依頼主が管理の仕事をする間の滞在ようにホテルを借りてくれたそうだ。
「へぇ〜その依頼主よっぽどのお金持ちなのね」
「まぁ島でも有数の大富豪だしな」
ネナを捕まえて遊びながらフレアと会話する店長。
「痛いよ〜やめて〜」
「お前ほっぺ柔らかいな〜」
母と子供のじゃれ合いみたいになっている2人。
「管理を任されてるお店で商売をして大丈夫なんですか?」
「ま、まぁバレなきゃ問題ないだろ?」
完全にアウトな事らしくちょっと焦った様子の店長。
「あんたね〜……」
「ま、まぁ最悪逃げればなんとなるでしょ!」
完全にあきれた様子のフレアとかなら犯罪者っぽい考えをふつうに言う店長。
「店長〜痛い〜」
「あ、すまんつい触り心地が良くてな」
会話の間ずっとほっぺを引っ張られていたのでほっぺが少し赤くなってしまったネナ。
「痛いよ〜後でお返ししてやる〜」
「後で飲み物奢ってやるから許せ」
「じゃあ許す〜」
「ちょろいな」
仲よさげに話す2人。
「明日は何しよう〜?」
店長の横でお湯に浸かりながらネナが言う。
「せっかくだから体験ツアーみたいなのに参加しない?」
「面白そうですねそれ!」
ガイドブックによると当日参加オーケーのツワーがあり様々な事を体験できるようだ。
「えーめんどくさそう〜」
「それな〜のんびりしたい」
「そんなこと言わない! っていうか店長あんたは仕事あるでしょ!」
行きたくなさそうなネナを説得しつつ店長にツッコミを入れるフレア。
「ん〜わかったよ〜」
「仕方ねーな」
「だから店長は仕事でしょ! まぁとりあえず明日はそれで決まりね! 」
思わぬ再開を果たしながら4人は夜のお風呂を楽しむのだった。
昨日の分と合わせて二話連続投稿でした!




