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炎のバレーボール

 ご飯を食べ終えた3人は水着に着替えて早速海に出た。


「綺麗な海ね〜」


 透き通るような水、どこまでも広がる海は穏やかな波を立てている。


「海〜冷たーい」


 フレアが景色を眺める中早速海に入るネナ。

 浮き輪を使いスケルトンに後ろから押してもらっているようだ。

 フレアが浮き輪に乗って楽しんでいるネナを見ていると隣に大きな胸が……。


「フレアさん! 行きましょう〜」

「え、ええ」


(大きすぎるわね……)


 フレアの貧相なものとは比べものにならない大きさの胸をたずさえながらシキは先にネナのもとに向かう。


(私もまだ……成長するわよね?)


 自分の将来が少し心配なフレア。


「フレア〜早く〜」

「今行くわよ!」


 気持ちを切り替えてフレアも海に飛び込んだ。

 暑い日差しもあって海の冷たさが心地いい。

 のんびりと海に浮かぶネナはウトウトし始めていた。


「あんた海の上で寝ないでよね」

「ねにゃいよ〜……」

「かなり眠そうですね〜」


 眠そうなネナとともに海の上をのんびり進む。


 しばらく海の上でのんびりした後ネナの眠気覚ましも兼ねてビーチバレーをすることにした。

 ネナとスケルトンのチーム対フレアとシキのチームで戦うことになった。


「行くわよ! ネナ」


 フレアが思いっきりサーブをする。


「おりゃ〜」


 当たりどころがあまり良くなく変な方向にボールが飛んでいくがスケルトンが合わせる形でボールを返した。


「何よあれ! あのスケルトン性能良すぎじゃない?」

「とりあえず上に上げるぜ!」


 いつのまにかイフリートが主人格ととなっているシキはボールを力任せに上げる。


「ちょっと! あんなの取れないわよ!」

「すまんすまん、つい気合が入っちまったぜ。」

「そもそもなんであんたが出てきてんのよ!」

「運動と言ったらこのイフリート様を置いて他にいねーだろ!」

「私はシキとやりたかったんだけど!」


 そんなことを話してるうちにボールが落ちてくる。

 かなり高く上がったせいで結構な速度をつけて落ちてくるボール。

 フレアは地面に向かって魔法を打ちその衝撃波で勢いを相殺した。


「おいおい……めちゃくちゃじゃねーか!」

「あんたが高く上げるからでしょう! この脳筋!」

「なんだと〜!」


 フレアは勢いを殺したボールを上にあげイフリートが思いっきりスパイクを打つ。

 ネナはボールを上手く取れずフレア達に点数が入る。

 喧嘩をしながらでも謎のコンビネーションの良さを発揮する2人。


「誰が脳筋精霊だ! この放火魔が!」

「最近は燃やしてないでしょうが!」


 喧嘩が激化するのを面白そうに眺めるネナは隙を見てサーブを打つ。


「お返しだ〜」


 完全に喧嘩に集中する2人はボールが来るのに気づいていない。


「もうあったまきた! 脳筋精霊死すべし! ファイヤーボール!」

「それはこっちのセリフだ! くらえ〜!」


 フレアが打ったファイヤーボールをイフリートが殴り飛ばすと魔法の衝撃でボールがネナ達のコートに戻ってくる。


「え〜! なにそれー!」


 衝撃波で加速されたボールをネナが取れるわけもなく点数を奪われてしまう。


「魔法はずるいよ〜!」


 ネナが文句を言っているがフレア達には聞こえていない様子だ。


「やっぱり脳筋精霊じゃない!」

「うるせー! お前のあのちゃっちい魔法なんて拳で返さんだよ!」

「なんですって〜!」


 完全に蚊帳の外なネナ。


「……無視するのはひどいよ〜……そっちが魔法使うなら私も使うからね〜」


 少し寝ぼけているネナはスケルトンを大量召喚しサーブを打つ。


「おい! ボールきてるぞ! てかなんかあったのコートやばくね?」

「え? ちょっとちょっと! ネナ! なにやってるの!」


 スケルトンの大群がボールとともに落下してくる。


「いけ〜スケルトン!」

「ネナ! これただのビーチバレーよ! ここまでしなくても……」


 少し寝ぼけている様子のネナにはフレアの声が届かないようだ。


「ありゃ意識がはっきりしてないパターンだな……」

「早く倒さないとめんどくさいことになるわね……」


 迫り来るスケルトンを炎で弾きとばしながらボールを打ち返すがスケルトンの壁がボールを弾き戻してしまう。


「あんた何とかしなさいよ!」

「仕方ねーな! 俺があの壁壊すから上手くボールを打てよ!」

「わかったわよ!」


 イフリートが壁を殴り飛ばしその隙間からフレアがボールを打ち込むとネナにボールが当たった。


「痛いよ〜……あれ? なにやってたんだっけ?」


 案の定寝ぼけていたネナの目がさめるとスケルトン達は一斉に消えた。


「あんたが寝ぼけてスケルトンを出しまくったのよ! ルール違反じゃない!」

「えー? フレア達も魔法使ってたじゃ〜ん」


 その辺の記憶はかろうじて覚えているネナ。


「なら仕切り直しよ! もう一回!」

「そうだな! 次は魔法なしで行くぜ!」

「あんたはシキの人格に戻りなさいよ!」

「いやだぜ! 俺だって久しぶりに楽しみたいんだからいいだろ!」


 変わらず喧嘩を続けるフレア達を無視してネナはサーブを打つ。


「おりゃ〜」

「あ! ずるいわよ!」

「おっしゃー! 行くぞ!」


 バレーをするだけでも結構な被害を出した3人はそんなことを気にせずバレーを続けるのだった。


もはや戦争(n回目)

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