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ここはぼくらの秘密結社  作者: たかはしうたた
ここから始まるぼくらの秘密結社
3/38

寝て起きたら少しだけ気持ちが落ち着くよねあるある

 ジルを拷問部y…基、お置き部y……曰く、反省室‥‥‥ではなく、()()()懲罰房に入れて一晩が経った



 起床後、少し冷えた頭でジルの言葉をメイデイは思い出してみる。


 ユービスのヤツが…ユービスのヤツが…

 そんな言葉を連呼していたように思う。んー、気のせいか?



「ペテクベルディ」

「は、如何様でしょうか、マスター」

「昨日ジルがユービスがどうたらとか言ってたか?」

「記録を照合します。照合中…はい。3回ユービス様の名前を出しておられます。その内の全てが、彼に昨日の原因の起因が有ると告げられております」



 ふむ、聞き間違いではなかったらしい、ペテクベルディの記録に残っているなら、間違いではないだろう。



「分かった、ユービスは居るか?呼んできてほしい」

「かしこまりましたマスター。分体に接続中……接続完了。居場所が判明しました。只今ユービス様はトレーニング中です。今すぐ呼び出されますか? それとも、トレーニング後にこちらへお呼び致しますか?」

「トレーニング後でいい。その間に俺は朝食を取ってくる。その後、ラボに居るからそっちに呼んでくれ」



 その返事を聞くとスライムはぷるるんと震えて、了承の意を表した。多分だが。



「かしこまりました。それと今日の朝食は白麦パン、魚介のコンソメスープ、自家製ベーコンと夏野菜のソテー、エッグパテを。食後には紅茶を用意しております」

「コーヒーは有るか?」

「ご用意致します」

「助かる」


 いつものやり取りを交わしラボに向かう。

 緊急性の低い必要事項は口頭ではなく紙面でやり取りをするため、口頭でのやり取りは当たり障りのないもので済ませる。

 やりたいときにやりたい仕事を、やりたいようにするのだ。


 ワンマンだから出来る業務体系である。



「それと、マスター。勇者に動き出す気配があるようです」



 ラボに向かう足がピタリと一瞬止まる。





「そうか、早急に行動範囲を絞れ。ヤツが何を見つけたかは知らないが先手はこちらが打つ。あいつらには……何もさせるな」


「かしこまりました。マスター」

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