悩み
私は顔に大きなコンプレックスをか変えている。
だから今日、私は整形する。
人生は不公平だ。なぜこんなにも人は違うのだろう。
お金持ちだったり貧乏だったり、美しかったり醜かったり。
この世界はブスに厳しく美しい人にはとことん優しい。
テレビのなかの誰かがいった。
『綺麗な人に人は興味を持つが、そうでない人には興味なんて持たない。それどころか、関わることすらも面倒に思う。』
この言葉が私の心に刺さった。頭から離れなかった。
私はその言葉にまるでとりつかれたように動き始めた。
幸せになるために。
私は中高生の頃、名前と顔とのギャップをよく笑われた。
田代美嶺。両親は美しい高嶺の花という意味を込めたらしい。
だが私は全く可愛くなかった。細い目に低く大きい鼻。両親の悪い部分だけを引き継いでしまったようだ。
大学生になると何かが変わる、そう思っていた。
例えば化粧をして綺麗になったり、彼氏ができたり、友達がたくさんできたり、サークルに入ったりだが、そんなことはなかった。やはり、本当に可愛くない人は化粧をしても、可愛くないのだ。サークルにだって勧誘すらしてもらえなかったのだから。結局、高校生の頃と何も変わらなかった。でも、そんな私にも親友がいる。
市川恵美。目鼻立ちがキリッとしていてふっくらとした唇、綺麗なロングヘアー。私と真反対の容姿。なぜよく一緒にいるのかとか、何故仲が良いのか、とか私に聞いてくる人がたくさんいる。
その答えは私にもわからない。
だが、彼女はコンプレックスのようなものを抱えている。その部分では私と彼女は似たところがあったのかもしれない。
私は整形をしたらきっと幸せになれる、変われる、そう信じて施術に挑んだ。