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「私は遠慮…。」

「真知さん、一緒に行きましょう!」


私の断り文句と被せて、可憐ちゃんがニッコリ首を傾げる。


「えっ、ええー…。」

「真知さんが行くなら私も行きます。」

「じゃあ二人とも参加な。」


どうしてそうなるの?

一言も了承していないのに、可憐ちゃんと宗田くんは強引に私をお花見に引きずり込んだ。


嫌なんだけど。

嫌なんだけど。


口をパクパクさせる私を無視して、二人はお花見の詳細を話し合っている。


なんてことだ。

休日は一人で静かに過ごしたいというのに。

よりにもよって設計課のお花見とか。


設計課は、私の黒歴史に関わるところ。

だから極力避けたいというのに。


「真知さん、楽しみですねぇ。」


可憐ちゃんが屈託のない笑顔で言うもんだから、


「…そうだね。」


なんて、当たり障りのない受け答えをしてしまった。

ああ、憂鬱だ。

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