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5ch「安価・お題で短編小説を書こう」スレで自分が書いた奴  作者: 友人B
お題:『脱獄』『6』『はんてん』『ビリビリイヤーン』『小麦色』から1つ以上選択
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脱獄失敗

使用したお題:『脱獄』『6』『はんてん』『小麦色』

「ぐあ、やめろ! オレをこんなところに入れるだなんて!!」


 オレの叫び声は空しく響いた。手を止めてくれる人などいない。

 ものすごく狭い円状の籠の中にオレはギューギューに押し込められた。その後、バタンと閉じ込められる。


「クソッ、なんでこんな狭苦しいところに入れられなきゃいけないんだ。何も悪いことはしてな……熱っ!?」


 薄暗い部屋に閉じ込められただけでなく、今度は火攻めが行われようとしているようだった。室内が赤くなり、どんどん温度が上昇していく。熱い、熱すぎる!

 燃えるような熱の中になんと60分も閉じ込められた。全身が小麦色になり、オレは体中の水分がなくなって干からびそうになる。

 そんな時、急に火攻めが終わった。電子音一つ。扉が開く。


「た、たすか、った。くそ、こ、このままじゃマズイ。に、逃げなきゃ、殺される!!」


 オレを押し込めた円状の籠が反転し、一瞬薄暗くなった。その隙を逃さない。

 鉄に張り付いた皮膚を引きはがしてでもオレは脱獄を試みる。次にこの籠が持ち上がった瞬間が勝負だ。オレは絶対に逃げてやる。


 その瞬間を見逃さない。籠が持ち上がり、外の明かりが見え、オレは逃げ出そうとし、体の熱を放出し、しかし逃げきれずに巨大な手に捕まった。逃げられない!


「し、しまった! クソ、離せ! 離せ!!」


 しかし放してくれない。オレは逃れようとするも、巨大な手の2本の指に体を締め付けられて身動きが取れない。

 拷問のせいか、体が硬くなって動きが取れない。そんなオレを巨大な手がゆっくり、ゆっくりと持ち上げていく。その先には、オレの体より大きな口が。


「やめろ、やめてくれ。やめろ! やめてくれ! ああああああああああああああっ!!!」


 オレの絶叫を聞いてくれる者は居なかった。薄れゆく意識の中、どこか遠くで「うーん、ドーナツ美味しいー!」という声が聞こえた気がした。

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