表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5ch「安価・お題で短編小説を書こう」スレで自分が書いた奴  作者: 友人B
お題『長靴下のピッピ』『きのこ』『ゲーム』『全否定』 『60億(単位は自由)』
5/92

魔王必読! 勇者が男の場合、絶対やってはいけないこと

使ったお題『ゲーム』『きのこ』『60億(単位は自由)』

「勇者よ、もし私の味方になるのなら、貴様に世界の半分をくれてやろう」


「おっけ、もらおう!」


「話が早くて良い。ではまず土地から。地図上で悪いがここからバッサリ半分を貴様にやろう。残りが私の物だ」


「いいよ、わかった!」


「次に資産だ。これについては後々詳しく話し合いが必要かもしれないが、概ね半分になるように手配しよう。その後の交易については後で考えるということで」


「そっか、任せた!」」


「最後に人材だ。60億人いる世界人口の半分30億人を貴様にやろう。住居との兼ね合いがあるからピッタリ半分は難しいかもしれないが、そこは了承してほしい」


「わかりやすいね、いいよ!」


「ただ人材については一つ問題があってな……人と言っても色々な種類がいる。働き者に怠け者、優秀な者に愚鈍な者、見目麗しい者に見るに堪えがたき者。これらをちょうど半分に分けるのは難しい」


「そうだな、どうするんだ?」


「だからお互い条件をフェアにするため、男と女で分けようではないか! 私が人口の半分の女を貰う。貴様には男をやろう」


「そっか、わか……え?」


「キノコ♂の生えてる方をお前に譲ってやろうというのだ。これは私からの譲歩である。世界を支配する場合、男の方が力が強く働き手として優秀で、後の世界運営に際して何かと便利だろう。これでお互い等しく半分に分けたことになるはずだ、良いな?」


「やはり、勇者である俺はどうしても魔王と戦う必要があるみたいだな……」


「え、あれ? なんでだ? さっきまではあれほど乗り気だったじゃな」


「黙れ、問答無用! 覚悟!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ