ON AIR With Her その2
使用したお題:『忍者』『博打』『エイプリルフール』『巨大または極小』『サービス』
前回「ON AIR With Her」の続きのつもりです。できれば前回を見てくださると、なおよろしいかと……。
あ、はいわこつー。192コメさんいらっしゃい。
あ、はい、久しぶりです。はい、その、カノ……あ、相方も一緒です。もちろんです。はい。
えっと、見えますか? ほら、いつもの鉄面皮です。人形じゃないですよ、人間ですよ、一応。笑いも泣きもしない最強クールなやつですが、可愛い女の子ですひょいひゃいいひゃいいひゃい。
……無言でいきなり頬をつねらないでくださいよ、恥ずかしいからって。おー、痛かった。
というわけで今日も今日とて楽しい放送をしたいと思います。今日のイベントはこちら! 嘘つき大合戦! です!
まあエイプリルフールですしね。嘘関連のイベントやりたいですしね。まあそれをやってみようかと思ったのです、はい。
ルールは簡単。僕と、この無表情にクッキーを摘まんでるカノ……相方がお互いに嘘を付き合おうというものです。シンプルですね。
とにかく今日はお互いに嘘をつき続けます。ただそれだけの生放送になります、はい。
ちなみに罰ゲームは決めてあります。本当のことを言ったことが相手にバレたら顔に墨を塗ります。また、本当のことを相手が言ったにもかかわらず見抜けなかったら罰ゲームを受けます。
お互い交互に嘘をついていく感じですねー。
ええと、じゃあ早速。僕からやりますねー。
手始めに……僕は今日の生放送、全く楽しみにしてなかったんですけどね。この前の罰ゲーム放送をやりそびれてしまったので、仕方な……超ノリノリで放送枠を取ったわけなんです、はい。
……うわぁ、ウソ下手だなってコメントがものすごい流れてる。つら……嬉しいわぁ。
ええっと、クッキーばっかり食べてないで、次はお前の番だよ。
なんか嘘を言えって。うん、うん……え? ああ、ウソか。うん……ちょ、ちょっと待って。ちょっとタンマ!
ここぞとばかりに僕のこと褒めるのやめてくれませんか!? 「格好いい」とか「性格が素敵」とか「いつも一緒にいれて嬉しい」とか普段言ったことないぐらいデレデレじゃないですか!!
嘘前提のイベントで褒めまくりってちょっと辛いですよ僕は! ううう、泣いちゃいそうだ……。
だ、だったら僕だって言いまくるぞコンチクショウ!
ええっと、感情表現豊か! ファッションセンス皆無! マイペース……の逆はなんていうんだろう? ひ、人の言いなり! かな!? あとは、か、かわ、ええとうん。まあなんていうか、普通! 普通めが!!
……あ、ダメだ。自分で企画しといてなんだけど、僕こういうの苦手だわ。これ一方的負けじゃないですか。
このカノジ……相方は本当にポーカーフェイスだからなぁ。嘘なんて楽勝でつけるだろうし、逆に本当のこと言ってても見抜けない気がする。
というか腐れ縁で付き合い長いけど、今までこいつの嘘見抜けた記憶がないなぁ。賭けにしても分が悪すぎるでしょう。なんでこんなイベントやっちまったんだろ……。
ああ、こ、コメントもすっごい盛り下がってる。この前の放送ラストは今までないくらいに極大に盛り上がってたのに、しまったなぁ。
いいから次お前の番! おら、嘘でもなんでもついてみやがれ! 今の僕なら隠れ蓑の術を使った忍者でも見抜ける気がするぞ!
……え? ああ、それはさすがに嘘だってわかるよ? 『忍者は専門職じゃなくて農民の副業だった』とか、ありえないでしょ。
忍術が地味なものだってことは知ってるよ? でも日本を代表する忍者がバイト扱いって、さすがにそれは……。
え? 本当なの? コメントで流れてるけど、ホントに? え、嘘でしょ?
……あー、クッソ。相方が本当のことを言ったのに僕はそれを見抜けなかった。だから罰ゲームは受けるわ。あー、もう。どうせこうなると思ってたわ。
え、『サービス問題のつもりだったのに、まさか騙されるなんて』って。うぐぅ、変に神聖視されてる忍者象を過信してしまった。
はいはい、じゃあ僕の顔に好きに落書きしていいですよ。水性のサインペンでね。うわ、くすぐったい。ううう。
っておい! 書きすぎ! 僕が罰ゲーム受けるの一回だけでしょ! だったら一筆だけ! そんな何個も書くなってちょ、ちょ、ちょ。
うわぁ、もう顔が真っ黒だよ。どんだけ文字を書いたんだ。1回嘘を見抜けなかっただけなのに、これは酷い……。
え? 『私は嘘を一回もついてない』だって? だから罰ゲームは7回分だって? どういう意味?




