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幸せの錬金術師
使用したお題『プレゼンテーション』『ちくわ大明神』『錬金術』
「実はね、僕は錬金術師だったんだ」
「え、あはは。いきなり何よそれー」
「本当だよ、見てて……僕の手のひらの上に一枚のハンカチがあります」
「うん」
「ここに君の手を置きます。ハンカチ越しに手を繋いでいる形ですね。こうすると……なんと凄い物が出てくるんです」
「なにそれ、手品? 急にどうしたの?」
「いいから、ちょっと待っててよ。いくよ。ちちんぷいぷいえろいむえっさいむ、はんにゃーはらーみーたちくわだいみょうじんうんぬんかんぬん……」
「もう何よ、手くすぐったいんだけど」
「いくよ、はい! ハンカチの下にこんなものが!?」
「あれ、さっきまでなかったのに。って、え? なにこの箱。え、もしかして……」
「僕は君と一緒ならいくらでも幸せを錬金できるんだ。これはその証明の形。もしよかったらこの指輪をつけて、その、僕と……」




