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1話 はじまり


キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン

俺はチャイムの音で目覚めた。


「はいっ 今日はここまで日直さん挨拶よろしく。」

「起立~気をつけ~礼っ。」


あ〜終わった~疲れた~いつも通り眠かった~って寝てたけど

まぁ古典の先生の授業ほど眠いものは無いな


「お~い 悠 生きてるか~。」


隣の席から俺を呼ぶうるさい声がする。

このうるさい声の主は只野(ただの) (しん)高校生になって初めて出来た友達で今では俺の親友だ。

顔は悪くないのに女子と話すのが苦手なせいでの女子の友達は一人もいない寂しいやつだ。


「なんだよ。信 うるさいぞ。」

「ごめんごめん 。いやさ いつもながら古典の授業は退屈で死にそうだったからお前は生きてるかなっと思ってな。」

「さっきまで寝ながら死んでたよ。」

「だろうな。横から見てたけど開始5分でダウンしてたもんな。」

「お前はどうなんだよ?」

「俺か?俺は開始10分でダウンだ。」

「あんまり変わんねーじゃねえかよ。」

「だな。」

この様にいつもくだらない話をしている。


「おーい 悠く~ん。」

「ん?」

声をかけられたから振り向くとそこにはとても可愛い女子がいた。

「また寝てたの?ダメだよ。授業はちゃんと受けないと。」

この女子の名は白咲 アリア(しろさき ありあ)学年で1、2番を争うくらいに頭が良く、スポーツも出来る。その上、服の上からでもわかるくらいスタイルがよく、顔は横を通れば男女関係なく10人中10人が二度見する程だ。まさに文武両道 容姿端麗である。そして当然ことながらこのクラスのマドンナ的存在でもある。そんな彼女は何故かよく俺に構ってくる。


「ごめん白咲さん。次からはちゃんと受けるよ。」

「この前もそう言ってたじゃない。も~仕方ないな 悠くんは。」

「その悠くんって呼ぶのやめてもらっていいかな?」

「何で?迷惑かな?」

泣きそうな顔でこっちを見てくる。当然クラスのマドンナにこんな顔をさせたとあって周りの視線が痛い。心なしか周囲の温度が下がった気がする。

「いや。別にいいよ。」

いつも通り 今日もまた呼び方を変えることが出来なかった。はぁ~。この流れなら次はあいつかな。


「おいアリア。そんなやつと喋ってないでこっちに来なよ。」


後ろの方の席からイケメンがそう言った。このイケメンの名は鳳凰(ほうおう) (りゅう)アリアと並ぶほどの頭が良く、運動は色々な部活からスカウトがするほど得意なやつだ。

俺にアリアが話しかけると決まって自分のと元へアリアを呼ぼうとする。


「今 優くんと喋ってるから後でね。」


俺と信が話している→アリアが話しかけてくる→呼び方を訂正しようとする→アリアが涙目になり周りが怒り、諦める→鳳凰がアリアを呼ぶ→アリアがやんわりと断る

これが俺のいつも通りの日常である。


「なぁっ!?やっぱり俺よりそんなやつの方がいいと言うのか?」


「俺なんかほっといて鳳凰くんのところに行ってきなよ。」

「えっ?別に私が誰と話そうと私の勝手だよね?」

「そうだけどね。」


すると鳳凰が近付いて来た。



「もう我慢出来ん。いい加減にしろよ 神無月!アリアはな お前みたいなやつとは釣り合わないんだよ。わかったらさっさとアリアから離れろよ!」


そう言って鳳凰は俺を無理やりにどかそうとしてきた。


突然 床が光り出した。

そして目の前が真っ白になった。








「えっ?」







気が付くと知らない場所にいた。


読みにくくてすみません。

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