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猫を追いかけて異世界  作者: ふー
異世界召喚編
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32/112

小話

短編を少し

スチャラカで少々キャラが崩れ気味ですが、遊んでしまいました。

嫌いな方は飛ばしてください。

次から本編です。

3話目はほのぼの狙いです。

【ググって試そう】


パソコンで『ググる』という事をユリルから聞き出した。

しかし、メールはサヤがいなくても操作は可能だが、ググるのが可能なのはサヤが10キロ(この世界換算です。)圏内に限られていた。

井戸の件は、アーカネがサヤに見せてもらい、さらにこちらにケンサクしたガゾウを送らせることで解決した。

この世界の人間には、“ことはの呪紋”も“もじはの呪紋”も使えないので不便だ。

今、サヤがこの城に帰っているので、ググれるはずである。


『○が○キュンな○の○○はこれだ!』


最近サヤが『読み上げソフト』なるものをこの箱に教え込んだ。

流石サヤだ。

さて、ひと段落着いたところで

気になっていたこの記事の内容を今日こそ見る。

この文字の下に付いている絵は、男が女を後ろから抱きしめている絵だ。

きっとこの中に問題を解決する糸口があるはずだ。

問題?

それはサヤが今ひとつこちらを男として意識してないということだ。



『女が胸キュンな男の仕草はこれだ!』


なる程・・・・

胸キュンとやらは、落とせるという言葉と同義に近いらしい。

画面の矢印をそこへと移動して左クリックをしようとして止める。


「リガード。」

「はっ。」

「10分ほど座を外せ。」

「・・・承知いたしました。お飲み物でもお持ちいたしましょうか?」

一瞬間があったな。

「そうしてくれ。」


よし。

カチッ


『4位  一緒に歩くとき車道側を歩いてくれる。』


ただ、歩いているだけだぞ。

この箱は人が乗っているが乗り物か?

馬が引かずに走るのか?

・・・馬車の通る側を男が歩くということだな。

・・・当然ではないか。

道の中央に近い方を女が歩くほうがおかしい。

中央は伝令や物資の輸送のために開けておくのが習わしではないのか?


次だな。

『3位 ネクタイを緩める。』


胸元を見ている前ではだけるのか?。

一体何時だ?

衆目がある前ではだけるなど、無理がある。


使えんな。


『2位 車をバックさせる時』


これはなんだ?・・・わからん。

後ろを向いてとなりに乗っている女の椅子の後ろに手をかけているのか?

肩に手をかけているのではないな。

これは先ほどの馬のない馬車の内部か。

車というものがないから問題外だな。


『1位 後ろからドアを開ける、または支える。』


これだ!

しかし、問題がある。

部屋のドアを開けるのは侍従の役目だ。

私が行うにはタイミングも状況も限られてくる。

・・・・難題だ。



この後皇帝は国政について何か悩んでいると噂になり、後ろめたいものは、監査や更迭が来るのではないかと戦々恐々に陥り、自ら非を申し出て罪の軽減を願い出るものが多く出たという。


ティルルは熟慮の上、実践してみることにした。

その結果は・・・・・




*本編上に出せたらいいなと思いますので、ここは引きで(爆)



【ライバル】

「欲しいもの?」



政務が忙しいので、図書室になかなか行けない。

サヤはこちらの生活事情を知ると言って、変装して街で“アルバイト”なるものをしているので、いきおい会う機会が少なくなる。

全く変わったことを考える。

面白いやつだ。

変わっているといえば戦神子らしいが、普通の人であろうとするところは戦神子らしくない。

ともかく、会う機会を作るために夕食は共にすることにした。

これまでサヤが提案してきたことが実になりつつあるので、欲しいモノがあればやろうという話になった。

顎に手をやり、斜め上をみて考える仕草は、30才近い女のする仕草ではないと思う。




冷然に見えるティルルの美貌が、柔らかくなっているのを本人は自覚していない。

給仕に当たる者たちが、信じられないという顔をしているのも・・・・



「ベッドかな。」


「ベッド?」

宝飾やドレスをねだられると思っていたティルルは聞き返した。


「そうベッド。天蓋付きでなくていいから、むしろない方がいい。今の倍位の大きさのベッドが欲しい。」


「・・・そんな大きさのベッドなどないだろう。」


「だから特注で作ってもらいたいな。」


3メーター四方(換算で)にもなるベッドがなぜ必要なのだろう。

ティルルは理由を聞いてみた。


「シロが大きくなりすぎて、今のベッドだと窮屈で。」


「シロが・・・だと?」


サヤは頷く。

「帝都にいるときは、一緒に寝ているの。」


「すぐに作らせる。」

シロはもはや人語を解するかのように行動している。

異世界の猫がこちらの動物混じり《ミクスチャー》のように人化したら・・・・

「猫とはいえ牡だろう。一緒のベッドとは。」


「猫だから。それにシロはオカマさんだから。」


「なんだ?そのオカマというのは?」


「タマタマとってしまってあるのよね。・・・・え~と、宦官?」


「かんがんとは?」


「・・・・・」

サヤが言いづらそうだ。


「知られるとまずいことなのか?」


「もう!つまり!睾丸をとってしまってオスでなくなっているという事!」


ほ、ほう!

これで最大のライバルはいなくなったな。

  

【まどろみのシロ】


「シロ~」

声がする。

シロは耳を動かして返事をするが、目は開けない。

自分以外の生き物でいろんな声を出す者が回りにいるが、小さい頃から聞きなれた自分の事を呼ぶ声はひとつだけだ。

その声と匂いの持ち主はだんだん体が小さくなっているようだが、あまり関係ない。

耳の後ろを掻く仕草や肉球のマッサージ、毛の漉き方はシロの好きなものだからだ。

美味しい獲物も捕れるので、シロはここに縄張りを新しく作ることにした。

爪を研いだりこすりつけたりして、シロの好きな匂いの持ち主の付けたマーキングに重ねている。

そして、この匂いの主がいるところが、自分の巣である。

ヒゲの根元をグリグリされる。

気持ち良いので、ぐるんと体をひっくり返す。

お腹はいっぱい。

側には、時には母であり、兄妹であり、恋人であり、子供である存在がいる。

シロは満足だ。

ゴロゴロゴロゴロ

もう少し寝よう。


アルバイトについてはまた、次の機会に


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